EnFi、総額15億円のFoF「EnFiグローバルゲームファンド」を設立 ゲーム特化型VCファンドへの投資を開始

EnFiは、本日9月14日、2号ファンドとなる新ファンド「EnFiグローバルゲームファンド」を設立し、新規投資を開始したことを発表した。引き続き出資者の募集を行い、ファンド総額1000万USドル(約15億円)を目指す。

このファンドは、ファンドオブファンズ(FoF)の形態で、複数のゲーム特化型VCファンドへの投資を行い、ゲーム業界の成長を支えるとともに、ゲーム業界で活発なM&Aの恩恵を享受するファンド。

ゲーム特化型FoFは、世界でもEnFiが唯一で、国内ゲーム会社の他、海外の投資家からも、唯一無二と評価をを得ており、投資されているという。

このほか、EnFiグローバルゲームファンドからは既に海外の大手ゲーム企業やIT企業も投資する複数のゲーム特化型ファンドへの投資合意が成立しているという。

 

【EnFi Founding Partner 垣屋美智子氏のコメント】
EnFiは「Entertainment x Financial」のコンセプトを掲げ、投資を通じたエンターテインメント事業支援を行っており、そのコミットメントを継続しております。

私自身も2000年代前半から多くのゲームスタートアップ企業と関わってきましたが、ゲームの技術やビジネスモデルは最先端であり、その技術をスタートアップ企業がうまく展開し、爆発的成長が起こるのを目の当たりにしてきました。

ゲーム業界においてスタートアップ企業の果たす役割は大きく、それが「ゲーム投資」として海外では一般的になりました。一方で、2021年の当社1号ファンド組成時は、国内において「ゲーム投資」というコンセプトはほぼありませんでした。2年経った現在、ゲーム投資の認知は高まってきたと感じているものの、投資市場が海外ということもあり、ハードルは引き続き高いと感じています。

そんな中で、ゲーム投資をさらに拡大させる今回のゲーム特化型FoFは、EnFiにとってチャレンジであるとともに、海外ゲームファンド投資の国内第一人者として絶対に行いたいミッションでもありました。

EnFiグローバルゲームファンドを通して、ゲームポートフォリオ企業の成長を投資リターンとして享受するだけでなく、エンタメ業界に新しい視点を提供できるとの強い確信を持っております。ゲーム特化型VC投資を通じて、世界各地のゲームスタートアップと業界の支援をできることを楽しみにしています。

 

【ファンドの概要】
■EnFiグローバルゲームファンド
【運用期間】10年(延長有)
【営業者】EnFi株式会社
【募集期間】~2024年(目標総額になり次第終了)
【投資対象】ゲーム特化型ベンチャーキャピタルファンド