ANYCOLOR、第1四半期決算は営業益90.5%増の40億円と大幅増益…にじさんじの新規・既存VTuberによるユニット好調

ANYCOLOR<5032>は、9月14日、2024年4月期 第1四半期(23年5月~23年7月)の決算を発表し、売上高89億4700万円(前年同期比50.9%増)、営業利益40億4300万円(同90.5%増)、経常利益40億2600万円(同90.6%増)、最終利益27億9700万円(同61.0%増)と大幅増収増益だった。

・売上高:89億4700万円(同50.9%増)
・営業利益:40億4300万円(同90.5%増)
・経常利益:40億2600万円(同90.6%増)
・最終利益:27億9700万円(同61.0%増)

  

同社では、NIJISANJI ENが軟調だったものの、にじさんじについては、新規・既存VTuberによるユニットプロデュースの効果が順調に出始めた、としている。ChroNoiRやROF-MAO、VOLTACTIONなどが好調だったという。4周年記念ライブイベントのBlu-rayの販売や、にじさんじ甲子園関連のグッズ販売も収益を押し上げた。

 

にじさんじの売上の内訳を見ると、にじさんじが同80.6%増の74億4700万円と大きく伸びた。プロモーションが同63.5%増の13億2600万円、コマースが同114.5%増の48億6100万円と伸びをけん引した。

■プロモーション
・売上高:13億2800万円(同63.5%増)

■イベント
・売上高:3億3300万円(同92.5%増)

■コマース
・売上高:48億6100万円(同114.5%増)

■ライブストリーミング
・売上高:9億2600万円(同6.3%増)

また、NIJISANJI ENの売上高は、同16.3%減の13億6400万円と減収だった。その要因については、日本人ファンの嗜好が国内VTuberに移ることによる国内ファンからの消費の鈍化がみられたこと、大型コマース施策が今四半期にはなかったことをあげた。

  

■2024年4月期の業績見通し

2024年4月期の業績は、売上高330億円(前期比30.2%増)、営業利益127億円(同34.9%増)、経常利益127億円(同34.4%増)、最終利益90億円(前期は3430万円の損失)、EPS145.64円を見込む。

・売上高:330億円(同30.2%増)
・営業利益:127億円(同34.9%増)
・経常利益:127億円(同34.4%増)
・最終利益:90億円(同3430万円の損失)
・EPS:145.64円

計画に対する進捗率は、売上高27.1%、営業利益31.8%、経常利益31.7%、最終利益31.1%となっている。

・売上高:27.1%
・営業利益:31.8%
・経常利益:31.7%
・最終利益:31.1%

ANYCOLOR株式会社
https://www.anycolor.co.jp/

会社情報

会社名
ANYCOLOR株式会社
設立
2017年5月
代表者
田角陸
決算期
4月
直近業績
売上高319億9500万円、営業利益123億6100万円、経常利益123億4100万円、最終利益87億2500万円(2024年4月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
5032
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