ポールHD、24年1月期の最終益を19億円→4億円に大幅下方修正…アクアプラス貢献もソリューション苦戦、HIKEグラフィック事業とNinjastarsも減損
ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、9月14日、2024年1月期連結業績予想の下方修正を行い、売上高471億1300万円(前回予想471億1300万円)、営業利益17億4400万円(同31億7400万円)、経常利益17億7600万円(同31億7700万円)、最終利益4億4000万円(同19億5200万円)、EPS12.20円(同52.72円)とした。
・売上高:471億1300万円(前回予想471億1300万円)
・営業利益:17億4400万円(同31億7400万円)
・経常利益:17億7600万円(同31億7700万円)
・最終利益:4億4000万円(同19億5200万円)
・EPS:12.20円(同52.72円)
従来予想からの修正率は、売上高は変わらず、営業利益45.0%減、経常利益44.0%減、最終利益77.4%減となっている。
・売上高:変わらず
・営業利益:45.0%減
・経常利益:44.0%減
・最終利益:77.4%減
同社では、国内ソリューションと海外ソリューションにおいては、一部顧客の開発体制見直しによる受注減少・後ろ倒しや物価上昇・人件費増加による売上高、利益の減少が見込まれるため、としている。さらにHIKE元役員による不正の影響で、売上原価の取消億9300万円、営業外費用として貸倒引当金繰入額1億8800万円を計上したことも響く。
また、同社連結子会社HIKEのグラフィック事業とNinjastarsについて、いずれも買収時に想定した事業計画を下回る推移が続いており、回復が不確実であることから、両社に関するのれんの減損損失3億1600万円を計上したことも最終利益の減額要因となった。
他方、メディア・コンテンツにおいては、アクアプラスの業績寄与やゲーム開発出資のレベニューシェア収入により、売上高、利益ともに増加が見込まれるという。
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657