【ゲーム株概況(9/26)】米長期金利への警戒から全面安商状　LINEマンガとイーブック大量取得のセルシス高い　ブロッコリー上場廃止

9月26日の東京株式市場は反落となった。日経平均株価は、前日比363円57銭安の3万2316円05銭で取引を終えた。米国の長期金利が高水準につけるなど金利上昇への警戒感が強まったほか、米国の株式指数先物がマイナス圏で推移していることも市場心理を冷やした。指数寄与度の大きい半導体関連株が下げを主導したという。市場では、当面は米国の長期金利の落ち着きどころを探る動きになるとの見方が広がっているとのこと。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、市場全体の影響を受けてほぼ全面安商状だった。前日に年初来高値を更新したアカツキ<3932>が利益確定の売りに押されたほか、enish<3667>が年初来安値を更新した。円谷フィールズホールディングス<2767>、GENDA<9166>、Aiming<3911>などの下げも目立った。

また、レーティング関係では、みずほ証券がバンダイナムコホールディングス<7832>について、レーティング「中立」の継続とし、目標株価を3550円から3400円に引き下げた。この日の株価は、前日比24円安の3127円で小安く引けた。

東海東京証券がセガサミーホールディングス<6460>のレーティングについて「アウトパフォーム」の継続とし、目標株価を3830円から4250円に引き上げた。マーケットでは特に材料にはならず、この日は21.5円安の2818.5円で引けた。

このほか、ブロッコリー<2706>が本日で上場廃止となった(昨日は取引最終日)。同社は、ハピネット<7552>の公開買付に伴うもので、今後、両社でコンテンツ開発や流通などの領域でシナジーを追求していく、としている。

他方、上昇組では、セルシス<3663>の上昇が目立った。「LINEマンガ」運営LINE Digital Frontierとイーブックイニシアティブが資本業務提携に基づき、それぞれ発行済株式の4.75％に相当する172万2400株、0.28％に相当する10万0900株を取得したことが大量保有報告書でわかった。セルシスは引け後に開示を行った。ドリコム<3793>も高い。