【人事】SIE、ジム・ライアン社長が2024年3月をもって退任 ソニーグループの十時裕樹社長が暫定で後任に
ソニーグループ<6758>とソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、9月27日、約30年間にわたりプレイステーション事業に貢献してきたSIE社長のジム・ライアン氏が2024年3月に退任することを明らかにした。ソニーグループの十時裕樹社長がソニーグループでの職務を継続しつつ2023年10月付でSIEの会長となり、2024年4月1日付でSIEの暫定CEOに就任する。
十時氏はソニーグループ会長 CEOの吉田憲一郎氏およびSIEの経営チームと緊密に連携しながら、SIEのCEO承継を含むプレイステーション事業の今後の方向性についての検討を行っていくという。
ジム・ライアン氏は、1994年にソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ(現ソニー・インタラクティブエンタテインメントヨーロッパ(SIEEに入社して以来、SIEE社長、SIEのグローバルセールス&マーケティング統括などの重職を歴任し、2018年1月からはSIEの副社長、その後、社長 兼 CEOを務めている。
■吉田憲一郎氏のコメント:
「ジム・ライアンは常にチームの士気を高める優れたリーダーシップを発揮し、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の中でのプレイステーション5の立ち上げという難題にも取り組んでくれました。SIEの社員が一丸となって成し遂げたこの素晴らしい功績に始まり、今ではプレイステーション5はSIEの歴史上最も成功したコンソールへの道を歩んでいます。ジムのこれまでの貢献に深く感謝します。今回発表した体制は、ジムの意向を尊重する一方で、ゲーム&ネットワークサービス事業の重要性を踏まえ、多くの時間をかけて深く議論し、決定したものです。この事業におけるさらなる成功を、グループ全体の中長期的な成長につなげていきます。」
■ジム・ライアン氏のコメント:
「入社から約30年が経ち、2024年3月にSIEを退職することを決断しました。このとても特別な会社で、自分が好きな仕事をし、優秀な仲間たち、そして素晴らしいパートナーの皆様と共に働く機会を心から楽しんできましたが、同時に欧州での生活と米国での仕事を両立することが困難にもなってきていました。これまで、世界中の人々を感動させるプロダクトに携われたことを、大変光栄に感じています。プレイステーションはこれからも私の人生の大切な一部であり、そして、SIEにはこれまで以上に輝かしい未来が訪れることを確信しています。私を信頼し、配慮や支援を惜しまないリーダーでいてくださった吉田さんに感謝しています。」
■十時裕樹氏のコメント:
「プレイステーション5の立ち上げの成功を含め、ソニーでの30年にわたるジムの素晴らしい功績と貢献に感謝の意を表します。SIEが担うプレイステーション事業は、ソニーグループ全体の事業ポートフォリオにおいて非常に重要な事業です。ジムおよびSIEのシニアマネジメントと密に連携し、SIEのこれまでの成功を確実なものにすると共に、一層の成長実現に取り組みます。今後のSIE、そしてゲーム業界の更なる発展に向けて、SIEの社員の皆さん、ビジネスパートナーの方々と一緒に取り組んでいけることを楽しみにしています。」
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758
会社情報
- 会社名
- 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
- 設立
- 1993年11月
- 代表者
- 暫定CEO 十時 裕樹