【ゲーム株概況(9/28)】権利落ちや金利高止まりで売り優勢、225入れ替え思惑も サイバーやコーテク年初来安値 目標株価引き上げのバンナムとカプコン軟調
9月28日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前日比499円38銭安の3万1872円52銭で取引を終えた。9月の配当などの権利落ちに加えて、日米の長期金利、米国政府機関の閉鎖リスクなどが売り材料視された。下げ幅は一時は697円となる場面もあった。日経平均の銘柄入れ替えに伴う思惑もあり、投機的な売りも見られたという。
こうした中、ゲーム関連株を見ると、全体相場の軟調な動きを受けてさえない銘柄が目立った。コーエーテクモホールディングス<3635>やポールトゥウィンホールディングス<3657>、サイバーエージェント<4751>が年初来安値を更新した。
前日に大規模な自社株買いで買われたブシロード<7803>は利食い売りに押されたほか、ANYCOLOR<5032>やドリコム<3793>、カバー<5253>も安い。
また、レーティング関係ではSMBC日興証券がカプコン<9697>とバンダイナムコホールディングス<7832>の目標株価を引き上げたものの、この日は売られた。
・カプコン 投資判断「1」継続、目標株価4200円→6400円
・バンダイナムコホールディングス 投資判断「2」、目標株価2933円→3700円
他方、GENDA<9166>が続伸。特に目立った材料は観測されておらず、自律反発狙いの買いが入ったものと見られる。イオレ<2334>やGFA<8783>、gumi<3903>、セルシス<>3663などWeb3関連の一角も高い。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832