『ヘブバン』1.5周年アップデートとイベントは「再構築」の成功事例 DAU大きく伸びセールスも再浮上 Sensor Tower調査

Sensor Tower(センサータワー)は、グリー<3632>子会社のWFS開発・運営の『ヘブンバーンズレッド』をピックアップし、2023年8月に行われた1.5周年記念施策に関するレポートを公開した。記念施策によってDAUが大きな伸びを見せたことに加え、セールスランキングも上昇した。レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、「Ver.3.6.0アップデートで行ったゲームの再構築とキャンペーンが成功した事例」と評価した。

同タイトルは、2022年2月にリリースしたスクワッドRPG。リリースから2023年8月までの世界における『ヘブンバーンズレッド』の累計収益は、3億5000万ドル(522億6900万円)以上となっている。2023年の収益シェアを市場別に見ると、1位は日本で90%以上を占めており、台湾(3%)、韓国(2%)が続く。

 

日本におけるユーザー分布の特徴として、若い世代から圧倒的な支持を得ていると指摘した。18-24歳と25-34歳の層がほぼ同率でトップシェアとなっており、この2つの層で全体の60%を占めている。ユーザーの男女比は7:3となっている。

 

さて、2023年8月にリリース1.5周年を記念したオフラインイベントのほか、アップデートやゲーム内イベントを展開した。とりわけアップデートは「ゲームの再構築」がテーマで、新たに始めるプレイヤーやストーリー進行に詰まって足踏みしているプレイヤーにフォーカスしたゲームバランスの再構築がメインとなっている。

このアップデートが奏功し、日本におけるDAUの伸びが確認できるとした。2023年8月4日からDAUが向上し始めており、「ヘブンバーンズレッド1.5thフェス」の以降は安定的に高水準を維持している。「ヘブバンはじめるなら今でしょ!」キャンペーンとの相乗効果とTsuji氏は分析した。

 

施策の効果は、日本におけるダウンロード数にも現れているという。ダウンロード数は2023年8月5日から上昇を始め、8月6日からは3000ダウンロード/日近いデータが1週間以上に渡って確認できるそうだ。

こうした一連の施策が功を奏し、セールスランキングも安定的に上位のポジションをキープした。日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングで2023年8月6日に4位となった。その後ランキングは下降を辿ったものの、8月15日には2位に再浮上した。

 

この再浮上について、Tsuji氏は、「1.5thアニバーサリーガチャII」、有償クォーツ限定でSTEP4の10連目にSSスタイルが確定する「1.5thアニバーサリーII SS確定ステップアップガチャ」に加え、有償クォーツと1.5thアニバーサリーII10連チケットをセットにした特別パック販売の効果であると指摘した。

詳細は下記レポートを確認してほしい。

 

1.5周年を迎えたヘブンバーンズレッド、記念施策が好調でDAUが大きく伸び、ランキングも上昇
https://sensortower.com/ja/blog/heaven-burns-red-one-and-half-year-anniversary