IGポート<3791>は、この日(9月29日)、連結子会社のリンガ・フランカを解散及び清算することを明らかにした。2024年5月期連結業績に与える影響は軽微となる見通し。
リンガ・フランカは、2017年11月に設立した出版社横断の漫画配信サービス「マンガドア」を運営するコンテンツ電子配信サービス会社としてスタートした。電子配信サービスの市場は微増が続くものの、一定の占有率を確保し収益を見込むことが厳しいと判断し、今回の決定に至った、としている。
ちなみに、リンガ・フランカは、ブシロード<7803>も50%出資して持分法適用会社としていた(関連記事)が、最近になってIGポートがブシロード保有分を取得したようだ(ブシロードの2023年6月期の有価証券報告書によると、持分法適用会社から削除されている)。
なお、今後のスケジュールは、10月2日にリンガ・フランカの臨時株主総会で決議し、12月中に精算完了となる見通し。
10月6日付の「官報」に「解散公告」が掲載された。公告によると、10月2日開催の株主総会で解散を決議したとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証
- 証券コード
- 3791