アドビは、LINEヤフー<4689>が展開するビジネスやエンターテインメント領域において、あらゆるスキルレベルのクリエイターを対象にクリエイティブな創作活動のさらなる支援を行うため協業していくことを発表した。
今後、 「Adobe Express」と「LINE Creative Lab」を連携させたクリエイティブ環境の提供、クリエイティブ講座、コンテストの開催などを実施していく計画だという。
アドビとLINEヤフーは今後、クリエイティブな創作活動において協業することで、あらゆるスキルレベルのクリエイターを支援し、さらなる“クリエイティビティの民主化”を推し進めていく。今回の協業では、主に3つのカテゴリを注力分野として掲げている。
①クリエイティブツール「Adobe Express」と「LINE Creative Lab」の連携
「LINE Creative Lab」は「Adobe Express」を連携させることで、「LINE広告」や、「LINE公式アカウント」などLINEヤフーのビジネス向けサービスで使用するクリエイティブ画像や動画を「Adobe Express」で手軽に作成、編集して、「LINE Creative Lab」へ保存できるようになる。
「Adobe Express」には豊富なテンプレートや、生成AI機能が搭載されており、これらの機能を活用することで、これまでのデザイン創作における工数の削減や、質の底上げに役立てることができる。
②クリエイティブ発展のための相互支援
アドビとLINEヤフーは互いのサービスのクリエイターに向けて、様々なクリエイティブ活動に活かせるノウハウを相互に学べる取り組みを実施していく。
現在、アドビでは、世界の最先端で活躍するプロクリエイターを招聘して最新動向や創作活動に役立つノウハウが学べる講座を提供している。今後は両社共同で、プロクリエイターによるコンサルティング支援などを通して学びの場を拡張し、クリエイティブの質向上、ファンの獲得など、クリエイターのあらゆる活動プロセスにおいて支援を強化していくことで、クリエイターエコノミーの活性化を図っていく。
③コミュニティの共創
クリエイターといえば、一部の特別な技能やスキルをもった人々だけを指すことが一般的でしたが、現在そしてこれからは、誰もが高品質なコンテンツを生み出し、世の中に発信し、そして収益を獲得する機会を得ることが可能になってきている。
コミュニティをより強固なものとするため、具体的には、両社による世の中の才能を発掘するようなクリエイターコンテストの企画などを通して、クリエイター自身からの知見を集約する場を共創していく予定だ。
会社情報
- 会社名
- LINEヤフー株式会社
- 設立
- 1996年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 川邊 健太郎/代表取締役社長CEO 出澤 剛/代表取締役CPO 慎 ジュンホ
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4689