monoAI technology、23年12月期の営業益を1億円→1億5400万円の赤字に下方修正…メタバースとXRイベント想定下回る、役員報酬も一部返上

monoAI technology<5240>は、10月20日、2023年12月期連結業績予想の下方修正を行い、売上高12億7100万円(前回予想18億8600万円)、営業損失1億5400万円(同1億円の利益)、経常損失1億4900万円(同1億0200万円の利益)、最終損失1億8500万円(同9800万円の利益)、EPS-18.12円(同9.91円)とした。増益見通しから一転して赤字転落になる見通し。

・売上高:12億7100万円(前回予想18億8600万円)
・営業損失:1億5400万円(同1億円の利益)
・経常損失:1億4900万円(同1億0200万円の利益)
・最終損失:1億8500万円(同9800万円の利益)
・EPS:-18.12円(同9.91円)

 

同社では、メタバースサービスとXR イベントサービスの売上が想定を下回る見通しになったため、としている。

(売上高)
売上高については、直近の業績動向を勘案し、第4四半期の売上見通しを精査した結果、
・メタバースサービス:前回予想13億4900万円→6億5100万円
・XR イベントサービス:前回予想3億5000万円→3億1200万円
とそれぞれ引き下げた一方
・XR 周辺サービス:前回予想1億8500万円→3億3000万円
と引き上げた。その結果、売上高は前回予想から6億1400万円引き下げ、12億7100万円の見通しとなった。

①メタバースサービス
メタバースサービスについては、主要取引先からの売上に加え、新規パイプライン獲得による売上の拡大を見込んでいたが、主要取引先からの大幅な売上高減少(パルス:前期実績4億1800万円→当期予想2億7800万円、阪急阪神マーケティングソリューションズ:前期実績3億0500万円→当期予想億6800万円)に加え、新規パイプラインの受注規模が予想を下回るなどの理由により、第2四半期時点で大幅な減収となった。挽回するため第3四半期、第4四半期でのさらなるパイプラインの獲得に向け努力していたが、当期中の獲得が困難となった。

②XR イベントサービス
XR イベントサービスについては、イベント実施数の増加など前年度に比べ大きく成長は出来ているものの、前年度と同水準の売上高成長までには至らず、業績予想を引き下げた。

③XR 周辺サービス
XR 周辺サービスについては、子会社2社の進捗率は概ね予想通りであり、また、QA サービスを再開したほか、ドローンや AI ロボティクス事業を手掛けるロボアプリケーションズを買収するなど、前期から大きく成長している。

(営業利益)
当初計画では売上成長率30%を前提としたコスト構造を想定していたが、既存案件や新規パイプラインなどを想定したエンジニア等の採用コストが発生せず、業績予想に比べ販管費は減少した。しかし同社の費用の多くが人件費を主体とした固定費であり、売上高の減少がほぼ粗利の減少に直結している。その結果、前回予想から2億5400万円引き下げた。

(最終利益)
営業利益・経常利益の減少に加え、前期末に計上した繰延税金資産の回収可能性に疑義が生じたため、第3四半期において全額を取り崩す予定。その結果、法人税等調整額を2500万円計上し、前回予想から2億8300万円引き下げた。

(役員報酬を返上)
同時に経営責任を明確にするため、社長の報酬月額30%、取締役(社外取締役を除く)の報酬月額の15%を2023年10月~12月の期間、返上する、としている。

monoAI technology株式会社
http://monobit.co.jp/

会社情報

会社名
monoAI technology株式会社
設立
2013年1月
代表者
代表取締役社長 本城 嘉太郎
決算期
12月
上場区分
東証グロース
証券コード
5240
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