コーエーテクモHD、7~9月営業益を76.9億→59.9億円に下方修正 新作パッケージ想定下回るも評価高く拡販に注力 『信長出陣』と『レスレリ』は収益貢献に期待

コーエーテクモホールディングス<3635>は、10月23日、第2四半期連結業績予想の修正を行ったが、第2四半期会計期間(23年7~9月)についてみると、売上高212億0300万円(前回予想227億0300万円)、営業利益59億9400万円(同76億9400万円)、経常利益83億1300万円(同15億1300万円)、最終利益59億4800万円(同19億4800万円)とした。

・売上高:212億0300万円(前回予想227億0300万円)
・営業利益:59億9400万円(同76億9400万円)
・経常利益:83億1300万円(同15億1300万円)
・最終利益:59億4800万円(同19億4800万円)

従来予想からの修正率は、売上高6.6%減、営業利益22.0%減、経常利益449.4%増、最終利益205.3%増となっている。

・売上高:6.6%減
・営業利益:22.0%減
・経常利益:449.4%増
・最終利益:205.3%増

同社では、売上高と営業利益が予想を下回った要因として、この四半期に発売したパッケージソフトの販売が計画を下回ったことをあげた。下回ったタイトルをあげていないが、同社はこの四半期では以下のタイトルを発売した(リメイク含む)。

・『Fate/Samurai Remnant』
・『信長の野望・新生 with パワーアップキット』
・『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』

売上が想定を下回ったものの、ゲーム内容に対するユーザーやメディアからの評価が高いことから、引き続きセールス・マーケティングに注力して売上を伸ばしていく考えだ。

また、スマートフォンゲームの新作もリリースしたが、好調なスタートとなっていることから、さらなる収益の積み上げを図っていきたいとのこと。

こちらも主なタイトルは以下の通り(こちらもどのタイトルが好調とは明言していない)。

・『信長の野望 出陣』
・『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』

なお、経常利益と最終利益については従来予想を上回る見通し。金融市場の動向に対応しながらポートフォリオの組み換えをし、市場環境も安定して推移したという。

四半期業績推移を示すグラフはこちらだが、売上高については過去2番めになるようだ。 

コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高784億1700万円、・営業利益391億3300万円、経常利益398億9900万円、最終利益309億3500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
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