【ゲーム株概況(10/23)】9月月次業績の好調でフリューが続伸 子会社サービスの個人情報漏洩の可能性でモバイルファクトリーが大幅反落 業績予想減額のmonoAIはS安
10月23日の東京株式市場では、日経平均は3日続落し、前日比259.81円安の3万999.55円と3万1000円台を割り込んで取引を終えた。米国市場に加え、国内でも長期金利上昇の動きとなり、日経平均は後場に入って一段安した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、フリュー<6238>が続伸し、一時1492円と1500円に迫った。フリューは、前週末10月20日に2023年9月の月次業績速報を発表しており、月次売上が前年同月比30.9%増と大幅に伸長したことが市場から素直に評価されたようだ。
また、コムシード<3739>が3日ぶりに反発し、サイバーエージェント<4751>やドリコム<3793>などがしっかり。
半面、モバイルファクトリー<3912>が大幅反落し、年初来安値を更新した。モバイルファクトリーは、子会社Suishowの提供するサービス「NauNau」において、200万人以上のユーザーの個人情報漏洩の可能性があったと報じられたことが市場から嫌気されているようだ。
前週末10月20日に2023年12月期連結業績予想の下方修正を発表し、各利益項目とも赤字転落の見通しとなったmonoAI technology<5240>は、朝方から売り物が殺到し、ストップ安まで売られた。
ほか、ユークス<4334>の下げがきつく、gumi<3903>やケイブ<3760>などが年初来安値を更新した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240