data.aiは、本日(10月27日)、2023年にディズニー関連アプリの総消費支出が年間27億米ドルに達するとの予測を発表した。
ディズニーは、2023年10月で創立100周年を迎えた。モバイルアプリが登場したのは約15年前のことだが、今日では、人々がエンターテインメントを楽しむ上で欠かせない存在となっている。激動の時代を経て2世紀目を迎えるディズニーの事業においても、モバイルはますます重要になっていると予測できる。
2023年の一年間で、HuluやESPNを含むディズニー関連アプリ全体の滞在時間は、全世界においてAndroidユーザーだけでも約140億時間以上にのぼり、また、iOSとGoogle Play全体の総消費支出(アプリ内購入とサブスクリプション課金の合計)は、27億米ドルに達するとモバイルデータをAIで提供するdata.aiは予測している。
しかし、ディズニーが誇る100年の歴史の中で、モバイルが重視されるようになったのは比較的最近であり、ディズニーが95周年を迎えた2018年には、モバイルはまだ同社のエンターテインメント事業の柱にはなっていなかった。同年には、iOSとGoogle Play全体の消費支出が過去最高を記録したものの、ディズニー関連アプリの消費支出は、年間わずか2億5,000万ドル強に過ぎなかった。
そんな中、2019年後半にサービスが開始されたDisney+は、これまでの流れを劇的に変えるものだった。ディズニー関連アプリ全体の消費支出は2019年以降の5年間で10倍以上に成長し、2018年の年間2億6400万ドルから、2023年には年間で27億ドルに達するとdata.aiは予測している。また、2023年の年間消費支出のうち、Disney+の消費支出は、ディズニ―関連アプリ全体の3分の2近くとなる約17億米ドルに達する見込みだ。
日本においてもディズニー人気の高さは周知の事実であり、LINEが提供する『LINE:ディズニー ツムツム』は、2014年の1月のサービス開始から約10年を迎えようとしているにも関わらず、2023年第3四半期の国内アクティブユーザー数ランキングでは堂々の1位にランクインした。また、本アプリの2023年9月時点の累計消費支出(iOSとGoogle Playの合算)は約23億2000万米ドルに達し、その約96%は日本国内によるものだった。iOSおよびGoogle Playの累計ダウンロード数は、全世界で約1億回ダウンロードとなっており、そのうちの約67%は日本国内が占めている。
会社情報
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- data.ai(旧App Annie)