【ゲーム株概況(10/31)】金融政策決定会合通過し過度の警戒和らぐ 安値更新後にプラ転相次ぐ Aiming買い戻しで大幅反発

10月31日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比161円89銭高の3万0858円85銭でこの日の取引を終えた。この日は日銀の金融政策決定会合で1%を超える金利上昇を事実上の容認や長短金利操作の運用の柔軟化を決定したことを受けて、市場では金融政策に対する過度な警戒感が和らぎ、株式市場では指数をはじめ、多くの銘柄がプラスに転じた。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると朝方に安値を付けた後、プラスに転じる銘柄が目立った。そのなかでもAiming<3911>が大幅反発。前日は、第3四半期の業績下ブレを嫌気して上場来安値を更新したものの、急落後の反動で買い戻しが入ったもようだ。また、2024年12月期の業績改善に向けた押し目買いの好機とみた買いも入った模様だ。

コーエーテクモホールディングス<3635>も反発。寄り付き直後に年初来安値を更新した後、買い戻しが入ったようだ。全体相場がプラスに転じたこともあり、引けにかけて一段高となった。決算発表を受けての投資判断と目標株価は以下の通り。

■野村證券
投資判断「Buy」継続、目標株価3150円→2650円

■マッコーリーキャピタル証券
投資判断「アウトパフォーム」→「ニュートラル」、目標株価2660円→2010円

大手ゲーム関連では、カプコン<9697>やセガサミー<6460>、スクエニHD<9684>、バンナムHD<7832>なども買われた。

オルトプラス<3672>やenish<3667>、gumi<3903>が上場来安値を更新したほか、アクセルマーク<3624>やグリー<3632>、ボルテージ<3639>、日本一ソフト<3851>、モバイルファクトリー<3912>、マイネット<3928>、ユークス<4334>、バンク・オブ・イノベーション<4393>などが年初来安値を更新。そして売り一巡後にプラスに転じる、または下げ幅を縮小させる銘柄が相次いだ。