『レスレリアーナのアトリエ』はコーエーテクモのモバイルゲームの収益拡大やバランス改善に大きく貢献 Sensor Tower調査

 

Sensor Tower(センサータワー)は、9月23日にリリースとなった『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~(以下、レスレリ)』に関するレポートを公開し、コーエーテクモゲームスの収益に大きなインパクトを与えたと報告している。2022年7月14日~10月13日の収益は約2600万ドルだったが、その1年後に当たる2023年7月14日~10月13日では5800万ドルを突破しており、前年同期比で2倍以上の収益を獲得した。信長シリーズのモバイルゲームがヒットしている中、本作の伸びによっては同社の収益がより大きくなる可能性があるとコメントした。

『レスレリ』は、日本のApp Storeランキングにおいて、リリース初日にトップ収益ランキング10位、無料ダウンロードランキング3位でスタート。その後、2023年10月10日にトップ収益ランキングで4位となった。収益成長量ランキングでもモバイルRPGでは『モンスターストライク』に続く2位に付けており、Sensor Towerでは収益成長量を1000万ドルと推定しているそうだ。ダウンロード数成長量でも『モンスターストライク』などに大きな差をつけてトップとなったそうだ。

 

レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、『レスレリ』好スタートを支えた要因としては、日本でのアトリエシリーズの人気に加えて、強力なプロモーションをあげた。★3 キャラの中から1体確定で獲得できる特別な有償ガチャ「★3キャラ確定ガチャプレゼントLEGEND FES」を始めとするゲーム内イベントの他に、X(旧:Twitter)と連動したデジタルギフトプレゼントキャンペーンを展開。さらに、公式Xのフォローと公式Discordへ参加し、指定したミッションまでゲームを進めることで1000万円の現金が当たるキャンペーンも実施した。

プロモーションだけではなく、モバイルゲームとしての面白さも日本のモバイルゲーマーに支持されている大きな要因とも指摘した。2023年9月23日から10月13日までの日本におけるApp Storeのレーティングで、星5が75%以上を占める高評価を獲得した。星4を合わせると90%近くになり、モバイルゲームとしての評価が高いことがわかる。

 

『レスレリ』と『信長の野望 出陣』の登場により、コーエーテクモゲームスのモバイルゲームの収益を伸ばすだけでなく、バランスの改善にもつながったと指摘した。2022年7月14日から10月13日の収益シェアでは『三國志 覇道』に大きく依存したが、『信長の野望 覇道』が41%、『三國志 覇道』が23%、『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』が19%に入った。また、『信長の野望 出陣も13%のシェアを占めたとのこと。

 

 

アトリエシリーズのレスレリが星5:70%以上の高評価、KOEI TECMOの収益バランスも良くなり前年同期比2倍以上を記録
https://sensortower.com/ja/blog/mobile-game-from-atelier-series

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