G-VIS、Skyland Venturesより資金調達 3DCGと生成AIを活用したアニメを制作決定 「World Maker」を24年1月より配信

G-VISは、Skyland VenturesよりシリーズPre-seedで資金調達を行い、3DCGによる動画撮影と生成AI技術を活用したアニメ制作を決定した。2024年1月よりアニメ「World Maker」をTikTokとYouTubeで配信する。調達金額については開示していない。

  

■AIアニメ「World Maker」制作中

同社では、3DCGによる動画撮影と生成AI技術を活用し、短期間でのアニメ制作 の実現を目指している。それにあたり、11月より順次短編アニメによるダンス動画やMV、プロモーションを配信し、視聴者数の確保とアニメの質を向上させていく。G-VISではAIを活用したアニメ制作の効率化により、アニメをより身近なものにして、世界中で当たり前に視聴されるようにすることを目指す。

  

■今回の資金調達の背景と今後の展開

・今回の資金調達について
・ラウンド : Pre-seed
・調達方法 : J-KISS
・引受先 : Skyland Ventures

今回の資金調達の主な目的は、画像生成AIを活用した効率的なアニメの制作技術を確立すること。世の中のエンタメの主流は動画になり、漫画作品が社会現象となるのはいずれもアニメ化を通して一般大衆に知れ渡ってからとなっている。

このような状況の中で、アニメの制作費はその手間の多さから非常に高く、時間もかかるため気軽に挑戦できない状況にある。そこで、AIの力を効果的に使いこれまでの質を保ちながらアニメ制作の負担を軽減したり時間を削減したりすることにより、競争力の高いアニメで世界を席巻することを目指す。 

 

■G-VISについて

【会社概要】
・社名:株式会社G-VIS
・代表取締役CEO:中山宗哉
・設立:2023年9月
・事業内容:生成AIを用いたショート動画やアニメの制作・運営

  

■株式会社G-VIS CEO 中山宗哉氏

Generative AI、特に画像生成分野の進化の速度は凄まじく、活用していかなければ世界の成長に置いていかれてしまうのではないかと危惧しております。

私たちは日本のアニメの素晴らしさを保ちつつ、エンタメ競争が加速していく中で、AIを適切に使って世界で戦っていくためのアニメ制作の新しい形を創造し、日本のアニメ業界のさらなる発展に貢献していくことを目指します。 

 

■株式会社G-VIS CTO 延藤巧真氏

生成AIの登場は、日本のアニメ産業にとっても革新的な波となりつつあります。伝統的な手法で描かれてきたアニメの魅力を保ちつつ、生産性を高め、アニメーターの負担を軽減する可能性を秘めています。

日本のアニメ文化は、その独特の世界観と豊かな表現力で、国境を越えて多くのファンの心を掴んできました。この文化を尊重しながらも、G-VISでは最先端のAI技術を駆使し、質の高いアニメーション制作をより効率的に行い、世界中の視聴者に新たな感動を高頻度で届けるべく挑戦しています。

  

■Skyland Ventures 中村公哉氏

インキュベーション「荒波」に参加してくれたのをきっかけで今回の投資に至りました。
生成AIにより、エンタメにおける制作が大きく変わろうとしています。
その1つとして生成AIによる新しい形のアニメが誕生すると感じています。
特にこのアニメの業界は日本が世界的にも注目を集めている業界であり、世界的に通用する事業になりうる可能性を秘めていると感じてます。
また「荒波」期間中、中山さん、延藤さんが常に行動していたのが印象的であり、行動力や柔軟性があり、2人ならアニメ業界を変えていけると思い投資を決めました。
期待しております!

Skyland Ventures

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株式会社G-VIS

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