東京通信グループ、画像生成サービス「Picrew（ピクルー）」を運営するテトラクローマを買収　取得価格は概算で5億7800万円

東京通信グループ<7359>は、11月7日、画像生成サービス「Picrew（ピクルー）」を運営するテトラクローマのすべての株式を12月1日付で取得し、完全子会社化することを発表した。取得価格は概算で5億7800万円。

同社は、「つくってあそべる」をコンセプトに、世界中のクリエイターとユーザーを繋ぐ画像生成サービス「Picrew」を運営している。「Picrew」は、言語を利用しなくても直感的に楽しめる仕様であるため、国内・海外含め200ヵ国以上、累計1億人を超えるユーザーに親しまれている。

今回、東京通信グループのメディア事業に同社が加わることで、グループの強みであるマーケティングナレッジや海外拠点の人的リソースを共有し、同社のさらなる成長を促していく。さらに、東京通信グループは「Picrew」を取得することで、新しいテクノロジーおよびユーザーの獲得が実現する。

今後の展望として、グループが展開する他サービスによって蓄積されたビッグデータを用いた生成系AI分野への活用を模索し、アプリ配信などを活用したマルチプラットフォーム化を進めていく方針だ。

この株式取得により、のれんが発生する見込みだが、その金額および会計処理については現在精査中としている。また、株式取得にともない、仲介会社への支払報酬が発生する。

なお、本株式取得にともなう影響を織り込んだ2023年12月期連結業績予想の変更を実施している。