SANKYO、9月中間決算は営業益72%増の454億円と大幅増益…「Lエヴァンゲリオン」や「からくりサーカス」などスマスロ中心に拡大

SANKYO<6417>は、11月7日、2024年3月期 第2四半期累計(23年4月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高1161億9000万円(前年同期比66.1%増)、営業利益454億6000万円(同72.1%増)、経常利益458億6300万円(同70.9%増)、最終利益327億8700万円(同53.9%増)だった。

・売上高:1161億9000万円(同66.1%増)
・営業利益:454億6000万円(同72.1%増)
・経常利益:458億6300万円(同70.9%増)
・最終利益:327億8700万円(同53.9%増)

  

■概況

パチンコ機においては8月に導入した「フィーバー機動戦士ガンダムSEED」を5万台販売したほか、新規タイアップ機「フィーバー炎炎ノ消防隊」の販売、12月の発売以降、今なおロングラン稼働を記録している「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」の再販を重ねるなど、順調に販売台数を伸ばすことができた。

一方、パチスロ機においては、「パチスロ 炎炎ノ消防隊」及びスマートパチスロ機「パチスロ からくりサーカス」が共に1万台を超える販売となり、導入後のファン人気を獲得し稼働実績を積み上げることができた。加えて、10月に市場投入を行った「L エヴァンゲリオン~未来への創造~」が第2四半期に売上計上したこともあり、スマートパチスロ機を中心に販売台数を伸ばすことができた。

セグメント別の経営成績は次のとおり。

 

■パチンコ機関連事業

パチンコ機関連事業については、売上高821億円(同30.3%増)、営業利益365億円(同29.1%増)、販売台数16万7000台(前年同期は14万4000台)となった。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバー炎炎ノ消防隊」(4月)、「フィーバー機動戦士ガンダムSEED」(8月)、Bistyブランドの「コードギアス 反逆のルルーシュ Rebellion to Re;surrection」(5月)、JBブランドの「フィーバークィーンII30th ANNIVERSARY EDITION」(7月)。

 

■パチスロ機関連事業

パチスロ機関連事業については、売上高216億円(同356.4%増)、営業利益114億円(同1004.8%増)、販売台数4万8000台(同1万台)となった。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「パチスロ 炎炎ノ消防隊」(5月)、「パチスロ からくりサーカス」(7月)、Bistyブランドの「L エヴァンゲリオン~未来への創造~」(10月)の3タイトル。

 

■補給機器関連事業

補給機器関連事業については、売上高122億円(同481.9%増)、営業利益11億円(同400万円の営業利益)となった。

 

■その他

その他については、売上高1億円(同97.5%増)、営業利益7400万円(同1025.7%増)となった。

 

■2024年3月期の業績見通し

2024年3月期の業績は、売上高1750億円(前期比11.3%増)、営業利益595億円(同1.7%増)、経常利益600億円(同1.1%増)、最終利益415億円(同11.5%減)、EPS742.10円を見込む。

・売上高:1750億円(同11.3%増)
・営業利益:595億円(同1.7%増)
・経常利益:600億円(同1.1%増)
・最終利益:415億円(同11.5%減)
・EPS:742.10円

計画に対する進捗率は、売上高66.4%、営業利益76.4%、経常利益76.4%、最終利益79.0%となっている。

・売上高:66.4%
・営業利益:76.4%
・経常利益:76.4%
・最終利益:79.0%

会社情報

会社名
株式会社SANKYO
設立
1966年4月
代表者
代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6417
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