『ドット勇者』は日本の収益成長ランキングで『モンハンNow』『FF7EC』抜いて首位 国別収益で最大市場に Sensor Towerレポート
Sensor Tower(センサータワー)は、『ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険』に関する調査を行い、9月20日~10月20日の日本国内における収益成長量が1位となり、国別収益シェアで先行リリースされていた韓国や中国を抜いて世界最大市場になったとするレポートをまとめた。
Sensor Towerによると、2023年6月1日から10月20日までの市場別収益シェアは、日本が47%の収益シェアを占めてトップとなっている。2位が韓国の37%、3位が中国の10%と続く。本作は香港のパブリッシャーによるモバイルゲームだが、香港の収益シェアは5位(1%)にすぎない。
一方、市場別ダウンロードシェアから日本市場の高いRPD(DLあたりの収益)が確認できるという。同期間における市場別ダウンロードシェアで、1位が韓国(50%)、2位が日本(33%)、3位が中国(15%)だった。日本はダウンロードシェアが収益シェアと比較して低く、高RPDであるとHideyuki Tsuji氏は指摘した。
日本のApp Storeにおけるランキングでも本作の好調ぶりが確認できる。日本での正式リリース初日の2023年9月7日にトップ収益ランキングで2位を記録、その後1ヵ月にわたってトップ20圏内をキープした。このうち、22日間はトップ10圏内となっており、着実に収益を上げていることがわかる。
▲佐藤二朗さんを公式宣伝大使として起用したことも話題になった。
本作の日本市場での収益拡大は、モバイルゲーム全体から見ても際立っている。正式リリースから10月20日までにおける日本のモバイルゲーム収益成長量は『Monster Hunter Now』や『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』といった有力IPタイトルを抜いて1位となった。
2位『Monster Hunter Now』、3位の『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』は、それぞれ日本で人気のモンハン、FFのIPを活用したモバイルゲームだが、『ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険』は非IPゲーム。同期間のダウンロード数成長量では4位となっていることから、このデータでも日本市場での高いRPDが証明されているという。
本作は放置RPGであるため、時間経過である程度解決できることもある。ただ、限定パックの存在、30日間にわたって毎日報酬がもらえるパス、プレイ時間の時短に効くものなど、アプリ内購入のバリエーションが用意されており、ゲーム性と相まって収益を支えているとTsuji氏は推測しているという。
なお、詳細は下記レポートを確認してほしい。
【レポート】
2023年9月リリースのドット勇者が日本のモバイルゲーム収益成長量1位となり、韓国を抜いて日本が世界最大の市場に
https://sensortower.com/ja/blog/pixel-hero-japan-is-the-larget-market