『モンスト』首位快走も『NIKKE』と『原神』の急追に屈する　23年11月4日~10日のGoogle Play売上ランキング振り返り

2023年11月4日~11月10日のGoogle Play売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。まず、首位争いから見ていきたい。この週は、『モンスターストライク』が首位を快走し、そのまま1週間を終えるかに思われたが、2位で追走していた『勝利の女神:NIKKE』が11月9日に立ち、さらに翌11月10日には急上昇していた『原神』がトップに躍り出て1週間を終えた。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 2023年11月6日

11月6日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、MIXI<2121>の『モンスターストライク』が首位をキープした。

続く2位にはLevel Infiniteの『勝利の女神:NIKKE』が浮上してきた。『NIKKE』は、11月2日のメンテナンス後より、レトロな音楽が好きなゴッデス部隊の赤い狼「レッドフード」（CV:日笠陽子）のPickUp募集を開始していることなどが売上に大きく貢献しているようだ。

出所：Sensor Tower

また、LINEヤフー<4689>とNHN PlayArtの『LINE：ディズニー ツムツム』が11位に急上昇してきた。『ツムツム』は、11月4日より、「シンデレラ」「プリンセスアリエル」「フラワーオーロラ姫〈チャーム〉」などプリンセスツムを含むセレクトBOXが登場していることや、11月1日から新ツム「エレガント ラプンツェル」「エレガント アリエル」「エレガント ティアナ」が登場していることなどが直近の順位上昇につながっているもよう。

出所：Sensor Tower

ほか、レベルファイブとNHN PlayArtの『妖怪ウォッチ ぷにぷに』や、コナミデジタルエンタテインメントの『eFootball 2024』などがトップ30に復帰した。

■ 2023年11月7日

11月7日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、上位4タイトルの順位に動きがなく、MIXI<2121>の『モンスターストライク』の首位が続いた。

ランキングの動きで目立ったのは、前日の47位から29位に急上昇し、トップ30圏内に復帰したバンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』だ。『デレステ』は、11月4日15時より、プラチナオーディションガシャ「秋香る 贅沢なひととき温泉ガシャ」を開催しており、4人の期間限定アイドルが登場していることが売上に寄与しているようだ。

出所：Sensor Tower

また、無料ランキングに目を移してみると、LINEヤフー<4689>とバンダイナムコエンターテインメントの協業タイトル『太鼓の達人 RHYTHM CONNECT』が首位に立っている。『太鼓の達人 RHYTHM CONNECT』は、11月1日に配信開始となったばかりの新作で、800曲以上が無料でプレイ可能となっている。ただ、そのプレイには広告視聴が必要となり、広告収入が本作の主要な収益源となる。そのため、セールスランキングでは順位を上げてくる可能性が薄いが、どこまでユーザーのすそ野を広げていくことができるのかには今後も注目しておきたい。

■ 2023年11月8日

11月8日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、MIXI<2121>の『モンスターストライク』が首位をキープした。

ランキングの動きで目立ったのは、前日の37位から27位に浮上してきたバンダイナムコエンターテインメントの『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』だ。『まおりゅう』は、2周年を記念したゲーム内施策を展開中で、新作アニメ「コリウスの夢」連動イベントや、「コリウスの夢」に登場する衣装のリムル、ヴィオレ、ルミナスが登場する「2nd Anniversary魔王竜祭 Part.2 スカウト」などを実施していることなどが売上に寄与しているようだ。

出所：Sensor Tower

また、無料ランキングを見てみると、10位にアソビモが前日11月7日にリリースしたばかりの新作『星彩のメトリア』がランクインした。『星彩のメトリア』は、王道ファンタジーの世界観で展開するオリジナルストーリーや、派手なアクションとカットイン演出で盛り上がるバトルシステム、ついつい寄り道したくなる探索要素などが詰まった3DアクションRPG。事前登録者数は20万人を突破しており、まずはこのまま順調にユーザーのすそ野を拡大していくことができるのか注目される。

ほか、コナミデジタルエンタテインメントの『eFootball 2024』がトップ30に復帰した。

■ 2023年11月9日

11月9日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、MIXI<2121>の『モンスターストライク』の首位が続いた。

ランキングの動きで目立ったのは、前日の54位から21位に飛び込んできたYostarの『アークナイツ』だ。『アークナイツ』は、11月7日16時より、期間限定イベントとなるサイドストーリー「孤星」を開催するとともに、期間限定オペレーターの「★6 ミュルジス」らが登場したリミテッドスカウト・祭シリーズ「真理の在処」を実施していることが売上に大きく寄与しているようだ。

出所：Sensor Tower

また、レベルファイブとNHN PlayArtの『妖怪ウォッチ ぷにぷに』が前日の22位から18位に上昇した。『妖怪ウォッチ ぷにぷに』は、「五等分の花嫁」コラボを開催中で、五つ子である一花・二乃・三玖・四葉・五月 の5人が登場していることが直近の順位上昇につながっているもよう。

出所：Sensor Tower

ほか、NCSOFTの『リネージュW』がトップ30に復帰した。

■ 2023年11月10日

11月10日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、Level Infiniteの『勝利の女神:NIKKE』が首位に立った。

『NIKKE』は、11月4日に迎えた1周年を記念したゲーム内施策が功を奏した形となっており、赤い狼「レッドフード」（CV:日笠陽子）のピックアップ募集などが引き続き売上に貢献しているようだ。

出所：Sensor Tower

また、Yostarの『アークナイツ』が前日の21位から4位まで急上昇した。『アークナイツ』は、11月7日16時より、期間限定オペレーターの「★6 ミュルジス」らが登場したリミテッドスカウト・祭シリーズ「真理の在処」を実施していることなどが今回の順位上昇につながっているもよう。

出所：Sensor Tower

ほか、Playrix Gamesの『ホームスケイプ』がトップ30に復帰した。