【ゲーム株概況(11/13)】M&Aを発表のテンダが5日ぶりに反発 任天堂は再び7000円台乗せ 通期業績予想を減額のギークスはS安

11月13日の東京株式市場では、日経平均は小反発し、前日比17.00円高の3万2585.11円で取引を終えた。前週末の米国市場高を受けて朝方は大きく買いが先行する場面もあったものの、後場に入ると前日終値を挟んでのもみ合い推移となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、任天堂<7974>が再び7000円台に乗せてきたほか、ケイブ<3790>やガーラ<4777>、アカツキ<3932>、ドリコム<3793>などが買われた。

前週末11月10日にモブキャストHD<3664>の子会社であるX-VERSEからモバイルゲームなどのライセンスIPタイトルなどライセンスIP事業の一部を2024年1月1日付で買収することを発表したテンダ<4198>が5日ぶりに反発した。

水戸証券が目標株価は4400円から4000円に引き下げたものの、投資判断「A」を継続したバンダイナムコHD<7832>はしっかり。

半面、ギークス<7060>に朝方から売りが殺到し、ストップ安した。ギークスは、前週末11月10日に第2四半期決算を発表するとともに、2024年3月期通期の連結業績予想の下方修正や期末配当予想の減配、中期経営計画「G100」の取り下げを発表しており、これらが市場にネガティブサプライズとして受け止められたようだ。

『炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章』の売上が計画を大幅に下回り、通期売上高予想の下方修正を発表したモブキャストHDは3日続落した。

ほか、エイベックス<7860>が続落し、年初来安値を更新した。

株式会社テンダ
https://www.tenda.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社テンダ
設立
1995年6月
代表者
代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
決算期
5月
直近業績
売上高51億7500万円、営業利益5億4500万円、経常利益5億4700万円、最終利益3億4100万円(2024年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4198
企業データを見る
ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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