『呪術廻戦ファンパレ』がリリース翌日に首位獲得の快挙　『モンスト』も際立った強さ示す　2023年11月18日~24日のApp Store売上ランキング振り返り

2023年11月18日~11月24日のApp Store売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。まず、首位争いから見ていきたい。週全体としてみると、やはりMIXI『モンスターストライク』を中心に展開したといっていいだろう。7日中3日で首位を獲得し、それ以外の日も2位キープするなど際立った強さを見せた。そしてコナミデジタルエンタテインメントの『eFootball2024』も2日間首位を獲得した。

この週の注目は、サムザップと東宝の新作『呪術廻戦 ファントムパレード』の活躍だろう。リリース翌日には首位を獲得する快挙を達成した。IPの魅力を生かしたゲーム作りはもちろんだろうが、大きなイベントが入りやすい月末や給料日前を選択するという判断の良さも光った。

今後もこの好調をキープできるかどうかが注目点となる。最近の新作タイトルは、初動こそ好調なのだが、その勢いを維持できずに落ちてしまうケースが少なくない。これから月末月初を超えてどうなっていくか。レビューを見る限り、ファンからの評判も上々のようだ。IPタイトルの運用の難しさも東宝が参画することで緩和されるとみられ、今後も勢いを落とさずに活躍が続くと期待している。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 2023年11月20日

11月20日9時現在のApp Store売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、MIXI<2121>の『モンスターストライク』(以下モンスト)が首位に立った。

『モンスト』はTV アニメ「陰の実力者になりたくて!」との初コラボを11月17日12:00より開催。本コラボでは、「シャドウ」をはじめ、「アルファ」「ベータ」「デルタ」「イプシロン」が期間限定のガチャに登場しているほか、「コラボスターターパック」を購入すると「ローズ・オリアナ&アレクシア・ミドガル」が入手できる。それら施策が売り上げにつながったようだ。

出所：Sensor Tower(センサータワー)

また、Wright Flyer Studios（ライトフライヤースタジオ）とKeyの『ヘブンバーンズレッド』が76位から14位に浮上した。

『ヘブバン』は11月17日(金)11:00より「シャロのナイトメアキャンペーン」を開催。それと同時に新衣装のSS[とこしえの想い] シャルロッタ・スコポフスカヤ、SS[刹那の邂逅] マリア・デ・アンジェリスが登場するピックアッププラチナガチャや、ナイトメア SS確定ステップアップガチャ、ナイトメア プレミアムパックの販売を行っている。

出所：Sensor Tower(センサータワー)

■ 2023年11月21日

11月21日9時現在のApp Store売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、コナミデジタルエンタテインメントの『eFootball2024』が1位という結果になった。

『eFootball2024』は新たな選手特性 "ブースター”を持つレジェンド3選手として、パトリック ヴィエラ（フィジカル +2）、ペトル チェフ（ゴールキーピング +2）、ジウベルト シウバ（デュエル +2）をピックアップしており、順位を押し上げる原動力となったもようだ。

出所：Sensor Tower(センサータワー)

また、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が10ランクアップでトップ3入りを果たした。

『ウマ娘』は新しい育成ウマ娘「タップダンスシチー」が登場する「ピックアップ プリティーダービーガチャ」とともに、サウンズオブアースなどのサポートカードが登場する「ピックアップ サポートカードガチャ」を11月20日12:00より開催している。

出所：Sensor Tower(センサータワー)

■ 2023年11月22日

11月21日9時現在のApp Store売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、コナミデジタルエンタテインメントの『eFootball2024』が首位をキープした。

その『eFootball2024』を追って、2位にランクインしたのは、サムザップと東宝<9602>が11月21日にリリースした新作『呪術廻戦 ファントムパレード』だ。

本作は、2018年より「週刊少年ジャンプ」（集英社）にて連載中の芥見下々（あくたみげげ）先生による人気漫画を原作としたTVアニメ「呪術廻戦」を元にした作品初のスマートフォンゲームとなっている。ちなみにサービス開始時から、SSRキャラクター「[呪力は黒く光る]虎杖悠仁」と、SSR廻想残滓「地元土産買ってきました」の提供割合がアップする「望郷の境界線ガチャ」を開催している。

初登場でいきなりの2位にランクインした『ファンパレ』は、11月24日より本作初となるストーリーイベント「望郷の境界線」の開催を控えており、そこで首位に昇り詰めるか注目したい。

出所：Sensor Tower(センサータワー)

コーエーテクモゲームスとアカツキゲームスの『レスレリアーナのアトリエ ～忘れられた錬金術と極夜の解放者～』が、160位から10位と大きく順位を上げている。

好調の要因として、11月21日よりイベント「リディー＆スールの日常 ～ふたりが描く家族の思い出～」を開催するとともに、ピックアップ対象キャラクターとして『リディー＆スールのアトリエ ～不思議な絵画の錬金術士～』より★3「リディー【Rainbow Canvas】」と★3「スール【Ambition Painting」】、ピックアップ対象メモリアとしてSSR「私たちのマスターピース」が登場する「リディー＆スールのアトリエ LEGEND FES」を開催していることが挙げられる。

出所：Sensor Tower(センサータワー)

■ 2023年11月23日

■掲載なし

 

■ 2023年11月24日

11月21日9時現在のApp Store売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、サムザップと東宝<9602>が11月21日にリリースした新作『呪術廻戦 ファントムパレード』が首位の座についた。

本作は、2018年より「週刊少年ジャンプ」（集英社）にて連載中の芥見下々（あくたみげげ）先生による人気漫画を原作としたTVアニメ「呪術廻戦」を元にした作品初のスマートフォンゲーム。サービス開始時から、SSRキャラクター「[呪力は黒く光る]虎杖悠仁」と、SSR廻想残滓「地元土産買ってきました」の提供割合がアップする「望郷の境界線ガチャ」を開催している。

なお、本日11月24日より本作初となるストーリーイベント「望郷の境界線」を開催する予定で、今後も上位に定着するか注目したい。

出所：Sensor Tower(センサータワー)

また、ファイブクロスが11月16日にリリースした、アニメ「黒子のバスケ」の完全新作3Dスマホゲーム『黒子のバスケ Street Rivals』が24位とトップ30にランクインした。

『黒バスSR』は、「黒子テツヤ」「火神大我」を含む数多くのキャラクターたちを育成しながら、アニメでの激しいストリートバスケの試合をリアルに体験することができる作品となっている。

出所：Sensor Tower(センサータワー)