『LINE:ディズニー ツムツム』世界累計収益は25億ドル(3731億円)突破 まもなく10周年も高い人気 MAUは国内ライバルを圧倒 Sensor Tower調査

 

Sensor Tower(センサータワー)は、2024年1月にリリース10周年を迎える『LINE:ディズニー ツムツム』の世界累計収益25億ドル(3731億円)を突破したとするレポートを公開した。レポートでは、Playrixタイトルの台東など日本国内におけるモバイルパズルジャンルの競争状況をまとめつつ、MAU(月次アクティブユーザー数)ではライバルタイトルを圧倒していることも明らかにした。

 

本作は、ミッキーマウスやドナルドダックを始め、人気のディズニーキャラクターが多数登場するモバイルパズルゲーム。同じ種類のぬいぐるみ「ツム」を3つ以上なぞってつなげるモバイル端末の特徴を生かした操作性と奥深いゲーム性で人気を得ている。

日本のモバイルパズルゲーム市場で、本作の人気の高さは10年近く経過した現在も継続している。過去2年間(2021年11月から2023年10月)におけるモバイルパズルゲームの収益トップ10を見ると、唯一の3億ドル(447億円)超えで1位となっているとのこと。

2位は『LINE ポコポコ』(LINE)で、収益2億ドル(298億円)を突破している。10位には『LINE POP2』も入っており、パブリッシャーLINEのモバイルパズルゲームジャンルでの強さが証明されている。

 

一方、このトップ10をパブリッシャー別で見ると、日本のタイトルが4つ、海外のタイトルが6つとなっている。レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、中でも、アイルランドのパブリッシャーPlayrixの台頭が目立っていると指摘する。

Playrixのタイトルは、2位に『ホームスケイプ』、3位に『ガーデンスケイプ』8位に『フィッシュダム』とトップ10内に3タイトルが入り、この数はLINEと同じ。過去2年間における3タイトルの合計収益は5億ドル(746億円)に迫り、LINEの合計収益6億ドル(895億円)に次ぐ2位となるそうだ。

また、2023年第2四半期の日本における人気モバイルパズルゲームの男女別ユーザー分布を見ると、大部分のゲームで女性が50%以上を占めているという。ただ、『妖怪ウォッチ ぷにぷに』(Level-5)は、本作と同じくチェインスタイルのモバイルパズルゲームだが、この中では唯一男性が多いとのこと。これはディズニーIPと妖怪ウォッチIPのファン層の差が表れているのだと推測できる。

また、Playrixの『ホームスケイプ』と『ガーデンスケイプ』の女性比率はどちらも70%を超える。これら2タイトルはゲームのメタ機能として「装飾/リノベーション」が含まれており、この点が女性を惹きつける要素となっていると考察している。

 

一方、MAUでの比較では、本作の強さがさらに際立つ。2021年11月から2023年10月における日本における人気のモバイルパズルゲームMAUを見ると、本作が圧倒的な結果となっている。同期間におけるパワーユーザー(1ヵ月に15日以上使用するユーザー)の割合では、『LINE ポコポコ』が唯一40%を超えてトップとなっているが、ユーザー母数の大きい本作は他を圧倒するMAUを継続している。

  

詳細については下記レポートを確認してほしい。

日本のモバイルパズルゲーム市場ではツムツムの強さが続き世界累計収益25億ドルを突破、Playrixのゲームも人気拡大
https://sensortower.com/ja/blog/mobile-puzzle-games-in-japan