ThinkingDataは、G2 Studiosが「ThinkingEngine」導入に向けたPoCの実施を決定したことを発表した。
抱えていた課題
G2 Studiosでは、複数プロジェクトにまたがってKPI分析などのデータ活用を取りまとめているBIチームが編成されている。データ基盤やBIツール(ビジネスインテリジェンスツール)の構築や推進を行う中、様々な課題と要望が現場からあがっていた。
例えば、
・非エンジニアがエンジニアにデータ集計を依頼する必要がある
・中間テーブルを用いているため、ドリルダウンやクロス分析がしづらい
・リアルタイム性が低く、タイムリーにKPIを追えない
・グラフ表示が遅く使い勝手が悪い
上記のような課題に対して、様々な工夫を重ねたものの、根本解決にいたらなかった。そのため、今回「ThinkingEngine」導入に向けたPoC実施に至ったという。
ThinkingEngine選定の背景
様々なツールを比較検討する中で、以下の理由でThinkingEngineでのPoCが決定した。
・ゲーム業界でグローバル1,000社、5,000タイトル以上の実績を保有していること
・ダッシュボード上の集計グラフからユーザー単位まで柔軟に深ぼることができ、操作性が高いこと
・UI・UXがシンプルであり非エンジニアでも活用できそうなこと
PoCの検証事項と今後の展望
2023年10月から12月にかけて、グラフの表示速度や閲覧する上での使用感、グラフのカスタマイズ性などのUX・UI面の検証を現在運用中のBIツールのグラフを再現する形で検証。そして、BigQueryからゲームのログデータをThinkingEngineに転送が問題なく可能かも合わせて検証も行う。
上記を踏まえて、使用感などの運用面、データ転送の技術面、コストなどの観点で現状のBI基盤との比較・検討を行い、次期プロジェクトへの採用検討を行っていく予定とのこと。