『アークナイツ』、直近3ヵ月で最高となる日別収益215万ドルを記録 Yostarの多ジャンルでの強さも高く評価 Sensor Tower調査

Sensor Tower(センサータワー)は、『アークナイツ』のレポートを公開し、2020年1月から2023年11月までに世界が11億ドル(1580億円)を超えており、そのうち日本市場が40%を占めているという。直近の好調を維持しており、2023年11月8日には日本国内で収益215万ドル以上を記録、過去3ヵ月間の日本における日別収益としては最高となったという。日本国内のパブリッシャーであるYostarを複数のジャンルでヒットさせていく数少ないモバイルゲーム会社と高く評価した。

『アークナイツ』は、日本国内ではYostarが運営しているが、2023年11月7日から期間限定イベントのサイドストーリー「孤星」を開始した。★6 のミュルジスやホルハイヤなどがピックアップ対象のリミテッドスカウト・祭シリーズ「真理の在処」に加えて、期間限定パックなどを展開し大きく収益を伸ばしたという。

 

日本のApp Storeのトップ収益ランキングにおいて、同イベント開始当日の2023年11月7日に60ランク以上の上昇で1位を獲得し、その後6日間はトップ20位圏内で推移した。レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、同作パブリッシャーのYostarの収益に貢献していると指摘した。

Yostarは、複数のモバイルゲームをリリースしており、日本のモバイルゲーマーから支持を集めている。2023年1月から11月までの日本におけるYostarのモバイルゲーム別収益シェアは、『ブルーアーカイブ』が49%、『アークナイツ』が26%、『雀魂-じゃんたま-』が13%、『アズールレーン』が11%を占めている。

 

特定の1タイトルに依存する"一本足打法"ではない状況で、Tsuji氏は、バランスの取れた収益シェアが同社の強みの1つと述べた。1タイトルをヒットさせたモバイルゲーム会社が2本目以降でヒットを狙ったものの、期待したような結果を出せず、早期にサービス終了する場面はスマホゲーム業界では何度となく繰り返されてきた。

 

また、4タイトルのジャンルは、スクワッドRPG、タワーディフェンス、シューティング、麻雀といずれも異なるジャンルで、各ゲームのメタ機能もそれぞれに特徴がある。1つのジャンルにおいて強いパブリッシャーは多くあるが、これだけ多彩なジャンルで収益を上げているパブリッシャーは数多くないと高く評価した。

 

収益をバランス良く上げていることは、これらのタイトルのトップ収益ランキングからもわかる。2023年10月20日から11月30日までの日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングの推移を比較すると、Yostarの各タイトルは交代する形で上位に入っている傾向にあるとのこと。

 

会社情報

会社名
Yostar
設立
2017年1月
代表者
代表取締役社長 李 衡達
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Sensor Tower(センサータワー)

会社情報

会社名
Sensor Tower(センサータワー)
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