あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウィルス感染症が「5類」へと引き下げられ、国内の人流やインバウンドが徐々に回復しています。また、将棋の藤井聡太さんが前人未踏の八冠を達成したり、バスケットボール ワールドカップでは男子日本代表チームが奮闘し、48 年ぶりに自力でのオリンピック出場という快挙を成し遂げたりしました。
その様な中で、当社は 2024 年 4 月から新たな中期計画を進めていくべく、様々な準備をしながら 今年度 3 月期の取り組みを進めています。
昨年はベネッセ様との共同開発として『英語攻略リズムゲーム「Risdom(リズダム)」※1』を発表させていただきました。中高生を中心とする「開発室」を発足し、中高生 5,000 人を超える開発室のメンバーが開発プロセスに参画し、開発中のゲームに意見を出しながらゲーム開発について学べるという試みをしています。2024 年春にリリース予定ですので楽しみにお待ちください。
※1「Risdom」公式サイト: https://risdom.benesse.co.jp/
また当社は、川崎市と富士通株式会社様が取り組む、脱炭素社会の実現に向けた、スマホアプリを活用した環境配慮型ライフスタイルへの行動変容を促す実証実験に参画し、当社のサービスであるゲーミフィケーション SaaS「 GameBox(ゲームボックス) 」を活用した箱庭ゲーム『 Green Carb0n Farm (グリーンカーボンファーム) ※2』を開発しました。エンタテインメントを社会に実装していく、当社ビジョンを反映した取り組みの一つになります。
※2 LINE アカウント「 GreenCarb0nClub 」: https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=509zelyj
ゲーミフィケーションの市場規模は、2030 年に 862 億 4000 万米ドルに到達すると予測されています。AI や XR など最新技術を用いたサービスやコンテンツにゲーミフィケーションが利用される様になり、活用の機会は益々広がっていくことでしょう。中でも、ビジネスにおける人材育成シーンでは、ゲーミフィケーションの利用拡大は著しく、DX人材の育成や金融リテラシーの向上など、その分野も多岐に渡ります。このゲーミフィケーションの利用拡大は昨年予想していましたが、実感としても、ニーズの高まりを日々感じています。
世の中では生成 AI がムーブメントを巻き起こし、2024 年もこの流れは続くでしょう。今年は、AI のパフォーマンス、アウトプットの品質はさらに向上し、様々なサービスが世に登場することと思います。生成 AI を利用することによる、顧客体験の変化や新しい体験価値に注目しながら、私たちもそれをどうビジネスに融合させるかを考えなければなりません。
当社は引き続き、オフラインとオンラインの垣根を超えた CX(カスタマーエクスペリエンスの略称:顧客体験)を大切にしながら、「金融」「教育」「医療」「ヘルスケア」「観光」「鉄道」など様々な分野で「 衝動 」をつくり、その取り組みを世の中に発信していきたいと思います。そして、今年は複数の企業とのコラボレーションを成功させ、より多くのみなさまに私たちが支援して創り出したサービスを体験してもらえたらと思います。
また、昨年 4 月に入社した新卒社員は、徐々に活躍の場を広げており、さらに来年度も 3 名の新卒社員の入社を予定しています。彼らの若い感性によるアイデアで、新しい体験価値を創造してくれることでしょう。
今年もアップデートし続ける当社独自の「 ゲーミフィケーション 」を世の中に広げていくことで、エンタテインメントを社会に実装し、企業や社会の課題解決を目指してまいります。
今年もセガ エックスディーをよろしくお願い申し上げます。
会社情報
- 会社名
- セガ エックスディー(セガXD)
- 設立
- 2016年8月
- 代表者
- 谷 英高
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 未上場