【ゲーム株概況(1/10)】任天堂が連日の上場来高値更新…約17年ぶりの時価総額10兆円乗せ オイルマネー流入観測のカプコンやコーテクHDなど大手ゲーム株は軒並み高
1月10日の東京株式市場では、日経平均は上げ幅を拡大して3日続伸し、前日比678.54円高の3万4441.72円で取引を終えた。前日の米国市場のハイテク株高の流れを受けて、国内市場も買いが先行し、上げ幅は一時700円超に達した。なお、日経平均は1990年2月以来、約34年ぶりの高値水準となっている。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、任天堂<7974>が3日続伸し、連日の上場来高値更新となった。任天堂は、主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の後継モデルの年内発売への思惑が引き続き市場に潜在しているようだ。なお、この日の株価上昇で同社の時価総額は約17年ぶりに10兆円大台に乗せた。
また、カプコン<9697>やコーエーテクモHD<3635>などそのほかの大手ゲーム株も軒並み買われた。これら大手ゲーム株には、サウジ系のオイルマネーが流入しているとの観測もあるようだ。
ほか、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>が大幅反発して一時ストップ高まで買われたほか、ボルテージ<3639>やモブキャストHD<3664>などが高い。
半面、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が3日続落となり、enish<3667>やワンダープラネット<4199>などが売られた。
主力株ではサイバーエージェント<4751>やコロプラ<3668>などがさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635