【ゲーム株概況(1/11)】海外勢や新NISA…需給相場との見方も 『ビックリマン』発表のマーベラス新高値 GS新規買いANYCOLOR高い ウェルプレイド続伸

1月11日の東京株式市場は4日続伸。日経平均株価は、前日比608円14銭高の3万5049円86銭でこの日の取引を終えた。米国でハイテク株が買われた流れを受けて、指数寄与度の大きい半導体関連株が物色された。円安を受けて輸出関連も買われた。海外勢や新NISAの資金流入しているとの指摘も見られたように、需給関係で上がっているとの見方もある。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>が大幅続伸。国際オリンピック委員会が新設を検討している「オリンピック・eスポーツ・ゲームズ」関連で急騰後、利食い売りに押されていたが、前日から再び見直し買いが入ったもようだ。

ANYCOLOR<5032>が3日続伸。ゴールドマン・サックス証券が同社の投資判断を新規「買い」、目標株価4700円でカバレッジを開始したことが市場の関心を集める形となったようだ。一方、同業のカバー<5253>については、同証券では投資判断を新規「中立」、目標株価3200円としている。

マーベラス<7844>が昨年来高値を更新。前日1月10日、スマホ向けシールコレクションRPG『ビックリマン・ワンダーコレクション』を2024年にサービス開始すると発表し、事前登録を開始したことが材料視された。アニメ『ビックリメン』が放送されるなど注目度が上がっており、本作への期待も。

またバンダイナムコホールディングス<7832>は3日続伸。前日1月10日、持分法適用関連会社であるイタリアントマトの保有する全株式をキーコーヒー<2594>に1月12日付で譲渡することを発表した。下落前の水準に戻したこともあり、上値では戻り待ちの売りが出やすくなっているという。

このほか、大手ゲームでは、任天堂<7974>が年初来高値更新。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>やカプコン<9697>、コナミグループ<>9766>も買われた一方、コーエーテクモホールディングス>3632>は小幅安。

 

 

株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
企業データを見る
GLOE株式会社
https://gloe.jp

会社情報

会社名
GLOE株式会社
設立
2015年11月
代表者
代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
決算期
10月
直近業績
売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
9565
企業データを見る
ANYCOLOR株式会社
https://www.anycolor.co.jp/

会社情報

会社名
ANYCOLOR株式会社
設立
2017年5月
代表者
田角陸
決算期
4月
直近業績
売上高319億9500万円、営業利益123億6100万円、経常利益123億4100万円、最終利益87億2500万円(2024年4月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
5032
企業データを見る