ワンダープラネット、第1四半期(9~11月)決算は売上高24%減ながら6300万円の営業黒字に転換 『アリスフィクション』の運営費削減などが奏功
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ワンダープラネット<4199>は、1月15日、2024年8月期の第1四半期(9~11月)の決算(非連結)を発表、『アリスフィクション』の前年同期比での減収影響が大きかったものの、その『アリスフィクション』の運営費削減効果などにより黒字転換を達成した。
売上高6億2600万円(前年同期比24.8%減)
営業利益6300万円(前年同期2億3700万円の赤字)
経常利益6200万円(同2億4000万円の赤字)
最終利益1600万円(同2億3800万円の赤字)売上高は、『アリスフィクション』の前年同期比での減収影響が最も大きく、『クラッシュフィーバー』も前年同期と比較して減収で推移したことを主因に、会社全体では前年同期比で減少となった。『ジャンプチ ヒーローズ』およびその他タイトル、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトル開発に係る売上高は堅調に推移した。
営業利益、経常利益は、中長期的な収益の拡大に向け、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業やその他の新規タイトル開発にも引き続き取り組んでいる一方で、前事業年度に取り組んだ運営体制の見直しや最適化による外注費等の運営費削減の効果、全社的な費用削減効果により、前年同期比で費用が減少し、売上高は前年同期比で減収となったものの黒字となった。
当期純利益は、今期および今後の業績見通しや将来課税所得の見積り額を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を一部取り崩し法人税等調整額に4400万円を計上したが、前年同期と比較して大幅に損失額を縮小し、黒字となった。
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■2024年8月期業績予想は引き続き非開示
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2024年8月期通期の連結業績予想は引き続き非開示。ただし、会社全体では前期に引き続いて通期での営業黒字化を目指す方針とし、期間の経過等により、適正かつ合理的な業績予想を行うことが可能になり次第、業績予想を速やかに開示するという。
なお、『ジャンプチ ヒーローズ』の3月27日付でのサービス終了が決定したものの、通期営業黒字化の想定は変わらないとしている。
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199