KLab<3656>は、この日(1月26日)、『パルワールド / Palworld』で知られるポケットペアと、ハイブリッドカジュアルゲームの開発・運営を共同で行うことを明らかにした。
■ハイブリッドカジュアルゲームについて
ハイブリッドカジュアルゲームは、カジュアルゲームのシンプルさと、より長期間遊べるオンラインゲームのメカニクスを組み合わせたゲームモデルで、課金と広告の双方から収益を得る。2020年頃からグローバルで成長中のカテゴリであり、調査会社Sensor Towerによると、2023年の市場規模は21億ドル(約3100億円)であったと予測されている。
KLabはこれまでのグローバル市場向けのモバイルオンラインゲームの開発・運営経験および広告収益モデルの運用経験を活かし、本事業に参入することを既に発表(※)している。
※2021年4Q及び通期の決算説明資料で「運営型カジュアルゲームに注力」として発表
【参考】
【インタビュー】KLabの注力する「運営型カジュアルゲーム」とは何か? ミッドコアやカジュアルゲームとの違いと共通点、その将来性を森本氏と佐藤氏に聞いた
https://gamebiz.jp/news/380876
■共同開発の概要
KLabが培ってきたモバイルオンラインゲームの経験と、ポケットペアのユニークなゲーム企画開発力を結集し、世界中のモバイルゲームプレイヤーがワクワクするゲーム体験を届けることを目指して、スマートフォン向けハイブリッドカジュアルゲームの共同開発・運営を行う。
両社の取り組みは2020年にスタートし、数々のプロトタイプ開発とKPIテストを経て、今回、事業化に至ったという。
■ポケットペアについて
ポケットペアは、世界中から注目されている日本有数のインディーゲーム開発・運営会社。Steamで全世界売上ランキング1位を何度も獲得。徹底した顧客主義ながらも、開発者を大切にし、その上でグローバル市場に受け入れられるゲームを開発している。時代に即した開発体制を採用しながら、世界中へユニークなゲームを届けている。
2024年1月19日にアーリーアクセスを開始した『パルワールド / Palworld』は、PC/XBOX向けマルチ対応モンスター育成オープンワールドサバイバルクラフトゲームで、わずかリリース5日半でSteam売上本数800万本を達成し、現在、世界的な大ヒットを記録している。また、農業ハクスラ自動化建築マルチ対応オープンワールドサバイバルアクション『Craftopia / クラフトピア』も、Steamでグローバル売上本数100万本を突破している。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- ポケットペア(Pocketpair)