【【ゲーム株概況(2/1)】】サイバーエージェントが3日続伸 下方修正のマーベラスさえない カプコンとまんだらけは利食いに押される
2月1日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前日比275円25銭安の3万6011円46銭でこの日の取引を終えた。米国連邦公開市場委員会で政策金利の据え置きが決定され、早期利下げ観測をけん制する動きが出たことを受けて米国株市場市場が下落した流れを引き継いだ。円高も重しとなり、自動車関連がさえなかった一方、好業績株を物色する動きが見られた。
こうした中、ゲーム関連株を見ると、サイバーエージェント<4751>が3日続伸。前日1月31日に発表した第1四半期決算において、営業利益が62億円と前年同期の12億円の赤字から大幅黒字転換したことが市場から素直に評価されているようだ。上方修正で買われたドリコム<3793>はこの日も買いが集まって続伸した。
このほか、GENDA<9166>やHEROZ<4382>、KLab<3656>なども堅調だった。
他方、マーベラス<7844>が3日続落。2024年3月期通期の業績予想を下方修正し、営業利益を35億円から20億円に引き下げた。『FREDERICA』や『ファッションドリーマー』『LOOP8』の販売不振が主な要因。1月23日に昨年来高値を更新するなど決算が期待されていただけに失望売りにつながったようだ。
カプコン<9697>が反落。1月31日、第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高1061億7900万円(前年同期比33.3%増)、営業利益477億0400万円(同43.1%増)と大幅な増収増益となった。発表日に決算期待で買われていただけに利益確定売りが優勢だったようだ。
まんだらけ<2652>も反落。2023年12月の売上高について、既存店売上高が前年同月比6.9%増の11億6300万円、全店売上高が同11.0%増の12億0800万円だったと発表した。増収は続いているものの、カプコンと同様、月次速報を先回りした買いが入っていたようで、利食い売が出やすかったもよう。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844
会社情報
- 会社名
- 株式会社まんだらけ
- 設立
- 1987年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 古川 益蔵/代表取締役社長 田中 幹教
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2652