平和、24年3月期の営業利益を300億円→226億円に下方修正…パチンコ機が販売低調、遊技機の型式試験適合の遅れも響く

平和<6412>は、2月9日、2024年3月期連結業績予想の下方修正を行い、売上高1354億円(前回予想1546億円)、営業利益226億円(同300億円)、経常利益216億円(同287億円)、最終利益137億円(同210億円)、EPS138.91円(同212.92円)とした。

・売上高:1354億円(前回予想1546億円)
・営業利益:226億円(同300億円)
・経常利益:216億円(同287億円)
・最終利益:137億円(同210億円)
・EPS:138.91円(同212.92円)

従来予想からの修正率は、売上高12.4%減、営業利益24.7%減、経常利益24.7%減、最終利益34.8%減となっている。

・売上高:12.4%減
・営業利益:24.7%減
・経常利益:24.7%減
・最終利益:34.8%減

同社では、修正理由について、ゴルフ事業は好調であったものの、遊技機事業を補うには至らず、売上高及び各利益が前回発表予想から減少する見通しとなったため、としている。

遊技機事業では、パチンコ機の販売が低調であることに加え、遊技機の型式試験適合に時間を要しており今期発売を計画していた遊技機を数機種来期に見送ったため、販売台数はパチンコ機2万8000台(前回発表予想は7万9000台)、パチスロ機6万4000台(前回発表予想は6万1000台)の見通しとなり、売上高、利益共に期初予想から減少する見込みとなった。

ゴルフ事業では、顧客単価が計画を上回って推移しているため、売上高は期初予想から増加する見込みとなった。利益面については、売上高の増加に加え、エネルギー価格高騰等の影響を保守的に見積もっていたことなどにより、費用が想定を下回っていることから、期初予想から増加する見込みとなった。