2月13日の東京株式市場は3日続伸。日経平均株価は、前週末比1066円55銭高の3万7963円97銭でこの日の取引を終えた。バブル崩壊の始まった1990年1月以来、34年1ヶ月ぶりの高値を更新した。前日の米国市場でダウが過去最高値を更新した流れを引き継いだ。円安進行を支援材料として半導体関連を中心に物色された。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、セルシス<3663>が大幅高。前週末に2023年12月通期の決算を発表するとともに、2024年12月期の業績見通しを発表した。営業利益は、前期実績は7.7%減の13億5200万円だったものの、今期は22.3%増の16億5500万円と増益を計画していることが評価された。KLab<3656>も急反発。
円谷フィールズホールディングス<2767>が3日ぶりに反発し、一時1900円台まで買われる場面もあった。前週末2月9日に発表した第3四半期(4~12月)決算が売上高37%増、営業利益30%増と好調だったことに加え、2024年3月期の期末配当を従来予想の1株当たり30円から40円に上方修正したことも市場の関心を集めた。
コーエーテクモホールディングス<3635>がしっかり。東海東京証券が同社株の投資判断「ニュートラル」の継続としつつ、目標株価を2000円から2050円に引き上げた。同社株は、前日、MSCIスタンダードインデックスから除外される旨のアナウンスも行われていた。
セガサミーホールディングス<6460>が下げ幅を拡大して4日続落し、昨年来安値を更新した。前週末2月9日の前場引け後に第3四半期決算とともに通期の連結業績予想の下方修正を発表したことが引き続き嫌気されているようだ。
このほか、第3四半期が増収減益だったアルファポリス<9467>のほか、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>、この日決算発表を控えていたディー・エル・イー(DLE)<3686>も昨年来安値を更新した。