カヤック<3904>は、本日(2月19日)、Jリーグ加盟プロサッカークラブ「FC琉球OKINAWA」を運営する琉球フットボールクラブの株式取得および第三者割当増資を引受けることを決定した。株式の取得価額などは非開示。
具体的には、カヤックは3月4日付でFC琉球の発行済株式7415株のうち、既存株主5社より1205株(発行済株式数の16.3%)を取得する。また、同日付でFC琉球が実施する第三者割当増資において1400株を引き受ける予定だ。さらには、代表取締役である柳澤大輔氏、貝畑政徳氏、久場智喜氏が、自身の保有する株式会社カヤックの株式を対価として、FCRマーケティングより850株(発行済株式数の11.5%)を取得する予定だ。これにより、カヤックは合計で39.19%の株式を取得して筆頭株主となり、FC琉球は同社の持分法適用関連会社となる。
両社は資本業務提携のもと、ファン・サポーター、パートナー・行政関係者、選手などあらゆる人と共創しながらFC琉球のスポーツエンターテイメント性を高め、FC琉球のブランド力向上と、J2、そしてJ1への昇格を目指す。
さらに、カヤックは鎌倉に続く第2本社を沖縄県に今年中に設立し、既存領域やスポーツ事業など新規領域での成長を通して、FC琉球と共に沖縄のスポーツツーリズム推進や地域振興に貢献していくとしている。
▼琉球フットボールクラブ株式会社 代表取締役社長 倉林啓士郎氏コメント
「鎌倉を拠点に地域資本主義を推進されており、このたび沖縄に第2本社を設立されるカヤック様に、資本参加及び面白パートナーとしてジョインいただく事になり、大変嬉しく思います。24シーズン開幕直前に、フロント体制も素晴らしい補強ができ、チームへの大きなプレゼントとなりました! FC琉球が掲げる『沖縄とともに、強くなる。』という経営理念や『GAME CHANGER CLUB』のミッションを体現するために、カヤック様の地域振興の実績や、面白プロデュース・エンターテインメント事業で培われたノウハウを投入いただけることに、私自身&クラブスタッフ一同とても心強くワクワクしております。現経営体制を維持しつつも、カヤック様から新たに取締役2名をお迎えし、今後、両者の知見を活用しながらより、うむさん(面白)で魅力的なクラブ運営を進めて、まずは今シーズンのJ2復帰そしてその先の沖縄初のJ1昇格へ向けて邁進してまいります。引き続きFC琉球をよろしくお願いいたします」
▼株式会社カヤック 代表取締役CEO 柳澤大輔氏コメント
「面白法人は、面白い!と言われるような様々なエンターテイメントコンテンツを作ることが主たる事業ですが、その思想をもとに、広告、ゲーム、e-Sportsや、まちづくりなど様々な領域に挑戦してまいりました。今回のJリーグ・チームの経営への参加は、スポーツ・エンターテイメントの領域にそれを広げていこうという思いがあります。また、地域資本主義という考え方を進めるうえで、地域に貢献する存在としてのサッカークラブの役割、また、沖縄という関わりの深い地域との縁。そういったことが重なり、今回FC琉球の面白パートナーとして参加させていただき、頑張りたいと思っております」
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904