【ゲーム株概況(2/19)】Switch版『ヒプノシスマイク』の開発受託を発表のオルトプラスが急動意 国内証券が投資判断格下げの任天堂は大幅続落
2月19日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに小反落し、前日比16.86円安の3万8470.38円で取引を終えた。前週末に発表された1月の米卸売物価指数が市場予想を上回ったことで利下げ観測が再び後退し、米国市場が下落した影響もあり、一時は下げ幅200円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、オルトプラス<3672>が一時168円まで急騰した。オルトプラスは、アイディアファクトリーが2月18日に公開したNintendo Switch版『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle- 1st period/2nd period』の開発を受託していると発表したことが市場の関心を集めたようだ。
また、ブシロード<7803>が続伸したほか、アカツキ<3932>やアピリッツ<4174>なども買われた。
2013年12月期決算での利益のV字型回復や子会社DigonによるAI開発の実施の発表など直近に好材料が相次いだマイネット<3928>は4日続伸し、昨年来高値を更新した。
半面、任天堂<7974>が大幅続落した。任天堂は、大和証券が投資判断を「1」から「3」に格下げしたことが嫌気されたほか、一部報道で「ニンテンドースイッチ」の後継機となる次世代ゲーム機の発売時期を今年後半の予定から2025年1~3月期に延期する方針と伝えられたことが市場の関心を集めたもようだ。
ほか、ドリコム<3793>やネクソン<3659>が売られ、前週末に発表した2023年12月期決算が2億9600万円の営業赤字となったガーラ<4777>は3日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974