センサータワー、同業のdata.aiを買収…顧客基盤の拡大とともにサービスラインナップも強化へ
アプリ調査会社のSensor Tower(センサータワー)は、本日3月19日、同業のdata.ai(旧AppAnnie)を買収(金額は非公開)したことを明らかにした。今回の買収によって、Sensor Towerはマーケティングインテリジェンスにおける業界標準のソリューションをさらに拡大・創出できる、としている。
今回の買収によって、data.aiのモバイルアプリインテリジェンスツールを利用している主要ブランドのMicrosoft、Sky、バンダイナムコグループなど顧客基盤の拡大が可能になる。すでにトップブランド、代理店、ゲームパブリッシャー、投資家の多くが利用するSensor Towerにとって、APACでのプレゼンスをさらに拡大し、さらにFortune500の企業と協力することになるという。
さらにサービス面でもメリットも強調した。Sensor Towerとdata.aiの統合によって、データの正確性、グローバルなカバレッジ、そして2000社以上の企業顧客に提供する製品の幅が大きく拡大する、としている。
data.aiのCEOであるTed Krantz氏は、「2010年以来、data.aiは世界中の優れたブランドやパブリッシャーのモバイルパフォーマンスの最適化を支援してきました。このたびの進化は、イノベーション、より多くのチャネルにおけるより多くのインサイト、そして最終的にはクライアントが得るより多くの価値への最良の道を提供します」とコメント。
プラットフォームと顧客の統合にとどまらず、Sensor Towerのリーダーシップチームはそのまま継続して統合後の会社をマネージしていくという。
センサータワーCEOのOliver Yeh氏は、「SensorTowerとdata.aiを統合するにあたり、新しいチームメンバーを迎え入れたいと考えています。統合にはチーム構造の最適化も必要と考えています。私たちは、この移行期間中に退社する同僚への支援とリソースを提供することを約束します」とした。
