【人事】東宝、TOHO animation部長の山中 一孝氏の執行役員就任が内定 電通グループの大越いづみ氏が社外取締役に

東宝<9602>は、この日(3月19日)、エンタテインメントユニット アニメ本部 TOHO animation部長の山中 一孝氏が執行役員に就任することが内定したことを明らかにした。電通グループ エグゼクティブ・アドバイザーの大越いづみ氏の取締役 監査等委員(社外)への就任も内定したとのこと。取締役 監査等委員(社外)の小林 節氏が退任する。

山中氏は、2023年4月に東宝に入社。映像本部 映像事業部 映像企画室 企画制作グループリーダー、映像企画室長を経て、2022年10月より現在の役職に就いており、東宝のアニメーション事業の急成長に貢献した。

 

 

▲第3四半期(2023年3月~11月)のアニメ事業の営業収入は前年同期比34.4%増の244億7900万円と大幅に伸びた。『呪術廻戦』が大きく伸びたことに加えて、「SPY×FAMILY」「僕のヒーローアカデミア」の配信収入が伸びた、としている。『葬送のフリーレン』や『薬屋のひとりごと』も次の四半期から貢献が見込まれる。

 

大越氏は、民間のシンクタンクや外資系メーカーを経て電通に入社し、ビジネストランスフォーメーションの推進に携われた豊富な経験と、グローバルでの企業経営や事業運営に関する幅広い見識を有している。「TOHO VISION 2032 東宝グループ 経営戦略」の実現に向けた当社の持続的な成長と企業価値向上への貢献を期待しているという。

なお、取締役は2024年5月23日開催予定の第135回定時株主総会で執行役員については同日の定時株主総会終了後の取締役会を経て、正式に決定する予定。また、祝花やお心遣いについては辞退したい、としている。

東宝株式会社
https://www.toho.co.jp/

会社情報

会社名
東宝株式会社
設立
1932年8月
代表者
代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
決算期
2月
直近業績
売上高2283億6700万円、営業利益399億4800万円、経常利益427億9000万円、最終利益295億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9602
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