【ゲーム株概況(3/19)】前日急落のアピリッツに見直し買い 自社株買いのBOI後場急騰 目標株価引き上げのGENDAも高い
3月19日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前日比263円16銭高の4万003円60銭でこの日の取引を終えた。前日に1000円を超える上昇となったこともあり、朝方は売り優勢で始まったが、日銀金融政策決定会合の結果を受けてプラスに転じた。マイナス金利解除をもとめたものの、緩和政策を継続する旨の見通しを示したことで安心感が広がったという。ただ、翌日が休日ということや、連邦公開市場委員会(FOMC)前ということもあり、上値の重さも目立った。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、幅広い銘柄が買われたなか、アピリッツ<4174>が急反発。2024年1月期の決算発表後に目先材料出尽くしとの見方から大きく値を下げていたが、この日は見直し買いや自律反発狙いの買いが入ったようだ。
また、GENDA<9166>が続伸。SBI証券が同社の投資判断について「買い」の継続とし、目標株価を3000円から4190円に引き上げたとの観測が出ている。エイチーム<3662>も続伸。
バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4293>が後場に入って買われた。前場は安もみ合いだったが、後場に入ると一転して買われた。発行済株式の3.5%に相当する14万株・5億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことが刺激材料となったようだ。
モバイルファクトリー<3912>も高い。この日、子会社Suishowの元株主で現代表取締役への訴訟を提起すると発表した。請求額は6億円とのこと。買収時の表明保証に重大な違反があり、譲渡対価の返金を求めて競技してきたが、交渉による解決は困難であると判断したという。
このほか、IGポート<3791>とタカラトミー<7867>が昨年来高値を更新した。
他方、gumi<3903>が反落。前日買われたcoly<4175>も利益確定の売りに押された。monoAI technology<5240>もさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA
- 設立
- 2018年5月
- 代表者
- 代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高556億9700万円、営業利益53億7000万円、経常利益52億1600万円、最終利益41億7800万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9166