HIKEは、韓国の清江文化産業大学校と産学連携協定の了解覚書(MOU)を締結し、教育コンテンツの開発および教育プログラムの共同運営や、学生のポートフォリオの相互共有による採用協力などを行うことで合意したことを明らかにした。今後、アニメーションやゲーム領域を中心とした産学連携活動を推進する、としている。
■具体的な取り組み内容
今回の協定締結を受け、清江文化産業大学校において、HIKEがアニメーションやゲームなどのエンタメ人材育成に関する講師の派遣やインターンシップを含む学生の学びの場を無償で提供するなど、エンタメ人材育成に向けた様々な取り組みを行っていく。
・教育コンテンツの開発及び教育プログラムの共同運営協力
・卒業作品に対する評価及び優秀作品のメンタリング、特別講義、展示等の協力
・現場教育支援のための現場実習の共同運営協力
・学生のポートフォリオ(履歴書など)の相互共有による採用協力
・その他、双方が必要とする産学連携活動
■産学連携協定締結の経緯
HIKEはアニメーション、ゲーム、音楽、舞台、映画など、様々なコンテンツの企画・制作、商品化・販売までのトータルプロデュース事業を行っている。同社ではIPをアニメーション、ゲーム、音楽、舞台、映画など、その価値を最大化するIPの360°事業展開を進めており、これまでゲーム事業においては韓国の開発会社が制作した『ARIA CHRONICLE』や『METALLIC CHILD』などをパブリッシングしてきた。
一方、清江文化産業大学校は、1996年に設立した韓国初の文化産業に特化した大学。設立以降、同校は独自の教育プログラムを確立。一般の学部学科制度とは異なり、アニメーション・マンガ・ゲーム・ファッション・フード・公演芸術・mobileIT・幼児教育およびそれらを基盤にした総合型の融合コンテンツスクールに至るまで、トランスメディア時代におけるコンテンツクリエイターを養成するための実務中心の教育を実現している。
HIKEでは、エンターテインメント業界に優秀な人材を輩出し続けている清江文化産業大学校と提携することで、韓国支社の「HIKE KOREA Inc.」(以下「HIKE KOREA」)を中心とした韓国内のゲーム事業拡大、デジタルアニメーションスタジオ「100studio」の韓国スタジオ設立も視野に、人材確保と雇用創出を促進する、としている。
■清江文化産業大学校ゲームコンテンツスクール ヨム・ドンヒョン院長コメント
ゲームおよびアニメーション分野などグローバル事業を拡大しているHIKEと産学協力を結ぶことができ、大変嬉しく思っています。HIKEが追求する事業分野と清江が追求する教育の志向が同じ方向であることがわかり、今後あらゆる方面での協力を通して清江の人材がHIKEを通じてグローバルコンテンツ産業の主役となれるよう期待しています。
■株式会社HIKE 三上 政高氏コメント
本協定締結にむけ、HIKE KOREAのイ・ジョンフン支社長が推進役となって、清江文化産業大学校と意見交換を重ねてまいりました。HIKEは、現場及び実務中心の学びを大切にする清江文化産業大学校の教育プログラムに賛同しています。当社が現役学生の教育現場を支援することで、卒業後は、HIKEグループひいてはエンタメ業界で働ける環境づくりに貢献できると確信しております。
■協定締結を記念した特別講義を実施
協定締結を記念し、清江文化産業大学校においてHIKE代表の三上、アニメーション事業責任者兼100studio代表・堀口広太郎氏が自身のキャリア選択と日本のエンタメ業界をテーマとした特別講義を行ったとのこと。
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657
会社情報
- 会社名
- 株式会社HIKE(ハイク)
- 設立
- 2018年3月
- 代表者
- 代表取締役 三上 政高