テンダ、第3四半期(6～2月)決算は売上高15％増、営業益3％増に　X-VERSE PLUSなど新たな子会社が収益に寄与

テンダ<4198>は、4月12日、2024年5月期の第3四半期累計（6～2月）の連結決算を発表、新たに連結子会社となったリーサコンサルティング、X-VERSE PLUS、Skyartsの業績が寄与したこともあり、2ケタ超の増収を達成した。

売上高35億2300万円（前年同期比15.6％増）
営業利益3億3500万円（同3.4％増）
経常利益3億3500万円（同10.5％増）
最終利益1億9800万円（同22.2％増）

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①ITソリューション事業　売上高26億9300万円（前年同期比11.7％増）、セグメント利益6億8600万円（同14.0％増）
IT開発の内製化トレンドを事業機会ととらえ、「内製化支援ラボ」「内製化支援のためのローコード・ノーコード」「内製化のためのMicrosoft利活用」を引き続き推進した。

②ビジネスプロダクト事業　売上高3億9000万円（同8.0％減）、セグメント利益8800万円（同31.8％減）
引き続き積極的な営業戦略を計画的に推進したものの、堅調だった前年同期には至らなかった。マニュアルトータルソリューションの推進をキーワードに、製品の導入から実際のマニュアル作成支援までを一貫して行うなどのサービスを強化し、戦略的パートナーシップ契約をはじめとする営業領域拡大を推進した。

③ゲームコンテンツ事業　売上高4億2100万円（同99.6％増）、セグメント利益5300万円（同535.1％増）
同社のゲームコンテンツ部門と連結子会社の熱中日和を統合し、新たにテンダゲームスとし組織的な営業強化を行うことで大手ゲーム会社からの受注獲得に注力した。また、ヤマダデンキが運営するゲームプラットフォーム「ヤマダゲーム」へのサービス提供が順調に推移した。

■1月発表の修正予想から変更なし

2024年5月期通期の連結業績予想については、第2四半期決算と同時に発表した修正予想から変更なく、以下のとおり。

売上高51億円（前年同期比16.7％増）
営業利益5億1000万円（同12.0％増）
経常利益5億1000万円（同16.7％増）
最終利益3億3000万円（同23.7％増）