サイバーステップ、第3四半期決算は営業損失12億2100万円と前年同期8億5300万円の損失計上から赤字幅拡大…「トレバ」減収、費用削減もカバーできず
サイバーステップ<3810>は、4月15日、2024年5月期 第3四半期累計(23年6月~24年2月)の連結決算を発表し、売上高22億5200万円(前年同期比26.6%減)、営業損失12億2100万円(前年同期は8億5300万円の損失計上)、経常損失12億5000万円(同8億6800万円の損失計上)、最終損失11億7900万円(同9億3600万円の損失計上)だった。
・売上高:22億5200万円(同26.6%減)
・営業損失:12億2100万円(同8億5300万円の損失計上)
・経常損失:12億5000万円(同8億6800万円の損失計上)
・最終損失:11億7900万円(同9億3600万円の損失計上)
主力の「オンラインクレーンゲーム・トレバ」(「トレバ」)では、現在まで集客及び継続率向上に対するアプローチを強く進めてきており、世代を問わず継続的なプロモーションによる顧客層の拡大を進めると共に定期的なシステムの点検及び強化による快適な操作性の実現や常に新しいプライズアイテムを追加することによって長く楽しめる内容を主眼としてサービス展開することに努めてきた。
売上高では、「トレバ」含め新規・既存その他タイトルにおいて安定的な運営を主眼とした、定期的なキャンペーンの実施や積極的な人気IP景品の取り扱いによるサービス展開を進めてきたが、業績の向上に対する効果は想定より下回って推移した。
コスト面では、新規タイトルへの投資が進んだことを受け、既存タイトルにおいて継続的に削減可能な内容の洗い出しを実施すると共に各タイトルにおける運営・管理体制の見直しによる開発コストの削減へ向けた施策を進めてきたが、減収の影響をカバーできなかったようだ。
セグメントごとの経営成績は次のとおり。
【オンラインゲーム事業】
オンラインゲーム事業は、主に「トレバ」を展開している。オンラインゲーム事業においては、外部顧客への売上高は21億2400万円、セグメント損失は4億8700万円だった。
【エンターテインメント事業】
エンターテインメント事業は、主に音響制作及び声優プロダクション事業を展開している。エンターテインメント事業においては、外部顧客への売上高は1億2700万円、セグメント損失は500万円だった。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810