GMO、第1四半期決算は営業利益31%増の144億円と大幅増益…決済事業と暗号資産事業がけん引、ネット広告も押し上げ
GMOインターネット<9449>は、5月10日、2024年12月期 第1四半期(24年1月~24年3月)の連結決算を発表し、売上高688億6100万円(前年同期比5.0%増)、営業利益144億3600万円(同31.4%増)、経常利益155億0300万円(同29.9%増)、最終利益55億1900万円(同40.4%増)だった。
・売上高:688億6100万円(同5.0%増)
・営業利益:144億3600万円(同31.4%増)
・経常利益:155億0300万円(同29.9%増)
・最終利益:55億1900万円(同40.4%増)
主力のインターネットインフラ事業でキャッシュレス決済端末の導入が浸透し利活用が進んだことにより、決済事業を中心に業績をけん引したことに加え、暗号資産市場が復調基調に戻り、取引高が活発に推移したことで、暗号資産事業が黒字に転じた、としている。
インターネット広告・メディア事業は、広告事業において一部業種の予算縮小やクライアントの減少があったが、自社商材の拡販や営業体制の効率化に加え、メディア事業で自社商材・自社メディアによる送客支援が引き続き好調に推移し、収益を押し上げた。
他方、インターネット金融事業における店頭FX取引では、為替が円安一方向に進行したことにより市場のボラティリティが低下し収益は軟調に推移した。CFD取引は高水準の収益となったものの、店頭FXの収益性低下の影響が大きく、減益となったという。
■2024年12月期の業績見通し
「インターネット金融事業」「暗号資産事業」「インキュベーション事業」が経済情勢や金融市場、暗号資産など市場環境の影響を受けることから、業績予想を行うことが困難であるため、連結業績及び配当予想を非開示とした。
なお、子会社のGMOフィナンシャルホールディングスにおいて、FX取引高、株式委託売買代金、CFD売買代金、暗号資産売買代金、顧客口座数等の営業指標や営業収益を月次で開示しているとのこと。
会社情報
- 会社名
- GMOインターネットグループ株式会社
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9449