【ゲーム株概況(5/21)】シバーエンタテインメント買収で任天堂が小反発 目標株価引き上げのバンナム・東映アニメにも物色

5月21日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前日比122円75銭安の3万8946円93銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場で半導体関連が買われた流れを受けて、ハイテク株を中心に物色された。

ただ、5月22日のエヌビディアの決算への警戒感から売買が交錯し上げ幅を徐々に縮小した。日経平均も心理的節目の3万9000円回復で達成感が出ていることもあり、後場に入ってマイナスに転じた。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、任天堂<7974>がこじっかり。ゲームソフトの移植・開発を手掛ける米国企業のShiver Entertainmentを買収すると発表したことが手がかり材料視された。

バンダイナムコホールディングス<7832>が反発。複数の証券会社による格上げや目標株価の引き上げが観測されている。

CLSA証券が同社株のレーティング「アウトパフォーム」から「Buy」に引き上げるとともに、目標株価を3400円から4000円に引き上げたという。

同様に、岡三証券がレーティング「強気」の継続としつつ、目標株価を3800円から4100円に引き上げたとのこと。

東映アニメーション<4816>が続伸。岡三証券が同社株のレーティングを「中立」から「強気」に引き上げたとの観測が出ている。目標株価は3100円とのこと。

このほか、岡三証券がKADOKAWA<9468>の目標株価を3600円から4100円に引き上げたとの観測もあったが、こちらは続落。レーティングは「強気」の継続。

半面、サイバーエージェント<4751>が反落。円谷フィールズホールディングス<2767>やcoly<4175>、サンリオ<8136>などもさえない。