エイティング、2010年9月期は経常79%減 今期は新型機向け受注等で経常107%増を計画

エイティング<3785>の2010年9月期の連結業績は、売上高16億2500万円(前年同期比8.7%増)、経常利益6800万円(同79.4%減)、当期純利益2900万円(同84.6%減)となりました。

主力のゲーム開発事業で、ゲームソフトパブリッシャーの開発に対する姿勢が慎重になり、発売するゲームソフトの厳しい選別が進んだことを背景に、予定していた複数の開発案件が受注に至らなかったうえ、契約締結期間の長期化や開発着手案件における仕様の変更等による開発原価増により、減収減益になったようです。期中、アニメのアクションゲームを中心に合計10タイトルの開発を行ったとのことです。  

なお、同社では、2010年9月期の取り組みとして、1つのゲームタイトルを複数のゲーム機向けにリリースするマルチプラットフォーム開発ツールの制作などを行ったほか、ソーシャルゲームやオンラインゲーム市場の拡大に対応し、グループ会社でオンラインゲームの開発も開始した、としています。  

■2011年9月期の業績予想と取り組み  

今9月期は、売上高20億1800万円(前期比24.2%増)、経常利益1億4300万円(同107.8%増)、当期純利益6200万円(同113.4%増)を見込んでいます。  

主力のゲームソフト開発事業では、技術環境の変化に対し、分業化・ライブラリー化による開発技術の共有、人員育成による技術レベルの底上げ、制作ツールの開発を継続し、ハイエンド機向けと新型ゲーム機及び周辺機器向けゲームソフトの開発を推進する、としています。

また、オンラインゲームについては、エイティングネットワークの開発が順調に進んでおり、ロイヤリティ収入による売上計上を予定している、とのことです。さらに、新規開発拠点として、札幌スタジオを開設するようです。

株式会社エイティング
http://www.8ing.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイティング
設立
1993年3月
代表者
鮫島保彦
決算期
9月
上場区分
未上場
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