ARROVAとAnzu、日本でのインゲーム広告を活用したマーケティング推進で戦略的パートナーシップ

ARROVAとAnzu Virtual Realityは、日本市場でのインゲーム広告を活用したマーケティング推進に関する戦略的パートナーシップを締結した。これを機にARROVAは2024年を「日本のゲーム広告元年」と位置づけ、ゲーム広告を活用したマーケティング施策の普及を推進し、Anzuとともにゲームパブリッシャー・広告主・プレイヤーの3者にメリットをもたらす「ゲーム広告エコシステム」を目指す、としている。

 

■背景

ゲーム市場は年々拡大しており、特に若年層(Z世代・α世代)がゲームに費やす可処分時間は急速に伸び、2023年に全世界のゲームプレイ人口は30億人を突破した。また、IABの調査レポートによると、ゲーム広告は成長領域であり約40%の広告主がゲーム広告関連の予算増加に意欲的と回答しているなど、ゲームがメディアとしての価値を高め、ゲーム広告への出稿の需要が高まっているという。

ゲーム広告とは、「インゲーム広告」(ゲーム空間内に掲載される広告)、「プレゲーム広告」(メニュー面やロード画面に掲載される広告)、「オフゲーム広告」(ゲーム実況動画に掲載される広告)の3つの総称。その中で注目されているのが、「インゲーム広告」。

画面を覆う従来のポップアップ広告と異なり、プレイを阻害せずゲーム中のプレイヤーに違和感やストレスを与えない形で広告を挿入できる。また、モバイルディスプレイ広告に比べて、視認性・注視性・認知/記憶効果の点で優れているという調査結果もあり、パフォーマンスの高い広告フォーマットとして欧米では広く用いられゲーム広告の主流となってきている。

 

■パートナーシップの意義

ARROVAは、日本で初めてROBLOXのゲーム内広告の取り扱いを開始したほか、Fortniteにおける企業の独自空間制作、メジャーなゲームパブリッシャーとのゲーム内広告開発など、ゲームのマーケティング活用における先進的な取り組みを行っている。

Anzuは、インゲーム広告開発基盤(SDK)を有する欧米市場最大手のテクノロジー企業として、主要なゲームコンソールメーカーと連携し、多数のゲーム開発エンジンに対応可能な技術力の高いSDKを提供している。同時に、インゲーム広告枠へ広告を配信するプラットフォームも運営している。

今回の戦略的パートナーシップでは、日本においてインゲーム広告を普及させるべく、ゲームパブリッシャー・広告主・ゲームプレイヤーの3者にメリットをもたらす三方良しの「ゲーム広告エコシステム」を実現していく。広告主企業においては、ARROVAが提供するDSP「InGameADforZ」を利用することで、AnzuのSDKを用いてインゲーム広告を導入している全世界100以上のゲームタイトルおよび1億5000万以上の月間アクティブユーザーに対して、広告配信が可能となる。


日本はデジタル広告の市場規模が世界第4位、ゲーム市場が世界第3位であり、これら2つのギャップを埋めるインゲーム広告の可能性を考えると、非常にエキサイティングです。ARROVAと協力し、広告主が日本のダイナミックなゲームコミュニティと真のつながりを築くことができるソリューションを通じて、すべての当事者に利益をもたらすことを光栄に思います。

<株式会社ARROVA 代表取締役社長 荒井浩介 コメント>
ARROVAは2024年を「ゲーム広告元年」と位置づけ、ゲームメディアのマーケティング活用を推進しております。ゲーム広告の中でも、ゲーム空間内に掲載されるネイティブな広告フォーマットがインゲーム広告で、そのゲーム空間内に広告を導入するために欠かせないのがAnzuのSDKです。欧米市場における多くの導入実績に裏付けされた、高い技術力を誇るAnzuとともに、日本におけるゲーム広告市場の活性化に取り組んでまいります。

 

■主な協業領域

1.サプライ領域:AnzuのSDKを用いたゲームパブリッシャーへのインゲーム広告枠の開発支援
2.デマンド領域:インゲーム広告枠の販売推進
3.データ領域:インゲーム広告配信に関わるデータの利活用連携
4.ゲーム広告普及領域:インゲーム広告を含むゲーム広告のマーケティング活用の普及推進

 

■ARROVAとAnzuが提唱する三方良しの「ゲーム広告エコシステム」構想

●ゲームパブリッシャーのメリット
良質なゲーム作品を提供し続けるには莫大な開発費用が必要で、インゲーム広告により広告収益を得ることで開発資金を補うことができる。また従来のリワード広告と異なり、プレイを中断せずゲーム空間に溶け込む広告フォーマットを用いるため、最も重要なコンテンツ品質を保てることから、広告によってはリアリティが向上するケースもある。

●広告主のメリット
若年層への訴求効果が高いゲーム広告、ならびに忌避感を与えにくい新しい広告フォーマットで認知を獲得することができる。ゲーム中は画面を注視し続けるため、通常のウェブメディアに掲載される広告と比べ、視認性が高く、広告の視聴時間が長くなる傾向がある。

●ゲームプレイヤーのメリット
プレイを中断し広告を強制視聴する必要がなくなるため、ゲームの体験を阻害されることがなくなる。また、広告クリエイティブとゲーム空間の相性がいい場合は、ゲームのリアリティが増しプレイ体験が向上するケースもある。(例:レーシングゲームにおいて、コース上に自動車メーカーの看板が掲載される場合など)

このように、3者が相互にメリットを生み出し恩恵を受け続けられるサイクルを、ARROVAとAnzuの戦略的パートナーシップにより実現していく。

 

■今後の展開について

海外市場におけるゲームコンテンツのメディア化が進む中、ARROVAとAnzuは「三方良しゲーム広告エコシステム構想」を推進し、日本市場におけるゲーム広告活用の取り組みを加速させていく。