gumi、24年4月期決算は営業損失50億円と前年4億円の黒字から赤字転落 『アスタタ』想定以上に不振、オリジナルタイトル開発中止 ブロックチェーン事業の投資も響く

gumi<3903>は、6月7日、2024年4月期の連結決算を発表し、売上高120億6600万円(前の期比24.6%減)、営業損失50億4000万円(前の期は4億4700万円の利益計上)、経常損失45億1400万円(同1900万円の損失計上)、最終損失59億3400万円(同4億4500万円の利益計上)だった。

・売上高:120億6600万円(同24.6%減)
・営業損失:50億4000万円(同4億4700万円の利益計上)
・経常損失:45億1400万円(同1900万円の損失計上)
・最終損失:59億3400万円(同4億4500万円の利益計上)

 

同社では、『アスタータタリクス』の想定以上に不振だったことに加え、開発中のオリジナルタイトルの中止を決定したことに伴い、一過性の費用を計上した、としている。またブロックチェーン事業においても先行投資や新規タイトルの遅延などの影響で赤字幅が拡大した。

また特別利益として投資有価証券益24億円を計上したものの、特別損失として『アスタータタリスク』の減損損失28億円や投資有価証券評価損2億円などを計上し、最終損失は59億円となった。開発中止タイトル関連の費用10億円は売上原価に計上したとのこと。

セグメント別の状況は以下のとおり。

 

■モバイルオンラインゲーム事業

売上高は107億3400万円(前の期比30.6%減)、営業損失は34億8500万円(前の期は7億3500万円の営業利益)となった。

売上高に関しては、配信中のタイトルについて配信期間の経過により売上が減少したことに加え、新規タイトル『アスタータタリクス』の売上高が想定を下回り、前年同期比で減収となった。

営業利益に関しては、『アスタータタリクス』の想定以上の不振に伴い大きく営業赤字を計上したこと、並びに開発中のオリジナルタイトルについて協業先との協議のもと開発中止を決定し、既に同社で支出済みかつ協業先に請求予定であった費用を同社が負担することとなったための一過性の費用計上が発生したこと等に伴い、前年同期比で減益となった。

 

■ブロックチェーン等事業

売上高は13億3100万円(前の期比147.5%増)、営業損失は15億5400万円(前の期は2億8800万円の営業損失)となった。

ブロックチェーン等事業に関しては、当該事業を取り巻く法令及び行政の対応等を踏まえつつ事業展開を行っており、ブロックチェーンゲームの配信やプラットフォームビジネスを中心としたエンターテイメント領域に加え、アセットマネジメント、投資を中心とした金融領域の2軸で事業を推進することで、早期の収益化を目指している。

売上高に関しては、エンターテイメント領域においては、ブロックチェーン技術を活用した推し活プラットフォームプロジェクト『OSHI3』の第1弾プロジェクトである『ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション-』が好調に推移したことに加え、本プロジェクトの基軸となるトークン『OSHI』の受領に伴う売上高計上を開始したこと等に伴い、前年同期比で増収となった。

金融領域においても、アセットマネジメント事業で、ノード運営のポートフォリオ最適化により良質なトークンを保有し、安定収益を創出できたことに伴い、前年同期比で増収となった。

営業利益に関しては、将来の収益基盤の構築を図るべく、複数のブロックチェーンゲームへの開発投資を強化したことに加え、新規タイトルの配信が当初想定よりも遅延し収益寄与が限定的となったこと等に伴い、前年同期比で減益となった。

株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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