gumi、モバイルゲーム事業の早期黒字化を目指し事業方針を転換 スタジオFgG解体、オリジナル中止し外部IPタイトルに集中 『ジョジョ』は開発継続

gumi<3903>は、この日(6月7日)、2024年4月期の決算発表を受けて、モバイルオンラインゲーム事業の早期黒字化を目指し、事業方針を大きく転換することを明らかにした。巨額の損失を出したオリジナルタイトルについてはリスクが大きいと判断し、当面開発を中止するとともに、スタジオFgGを解体したうえ、事業部制に移行する。

開発するタイトルについては、外部IPを活用したタイトルに限定する。それぞれの事業部で有するゲームエンジン×IPを軸とした収益性の高いタイトル開発を推進し、継続的な安定収益の創出を目指していく。『ジョジョの奇妙な冒険』など他社有力IPタイトルは開発を継続する考え。

このほか、カジュアルゲーム、コンソールゲーム、Steamなどの領域にも注力していくとのこと。

 

なお、既存のモバイルゲームについては、『アスタータタリスク(アスタタ)』は減損の実施により、5月以降はゲーム単位での黒字運用になっているそうだ。その他の既存タイトルは黒字運営を維持しており、受託開発も安定した収益源になっているという。

 

一方、ブロックチェーン等事業については大きな変更はないという。『ファンキルオルタナ』が好調なことに加え、OSHIトークンの価値も向上しているため、より一層の経営リソースを投入することで、事業拡大を図っていく。