テンダ、24年5月期決算は売上22％増、営業益19％増に　ITソリューション事業とゲームコンテンツ事業のM＆Aが寄与　過去最高益を更新

テンダ<4198>は、7月12日、2024年5月期の連結決算を発表、新たに連結子会社となったリーサコンサルティング、X-VERSE PLUS、Skyartsの業績が寄与したこともあり、2ケタ超の増収を達成し、過去最高益を更新した。

売上高51億7500万円（前々期比22.2％増）
営業利益5億4500万円（同19.9％増）
経常利益5億4700万円（同25.2％増）
最終利益3億4100万円（同27.9％増）

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①ITソリューション事業　売上高39億5400万円（前々期比17.8％増）、セグメント利益10億3200万円（同24.6％増）
連結子会社化したリーサコンサルティング株式会社の業績寄与に加え、旺盛なDX化への需要を捉えることに成功した。

②ビジネスプロダクト事業　売上高5億3900万円（同5.8％減）、セグメント利益1億3900万円（同20.2％減）
主力製品である「Dojo」シリーズに生成AIを活用した機能を追加するバージョンアップを行い、ユーザビリティの向上を図ったが、堅調だった前年度に及ばなかった。

③ゲームコンテンツ事業　売上高6億4200万円（同110.8％増）、セグメント利益5100万円（同183.0％増）
連結子会社化したX-VERSE PLUSとSkyartsの業績寄与に加え、「ヤマダゲーム」へのサービス提供が順調に推移した。

■今期も2ケタ増収増益を見込む

2025年5月期通期の連結業績予想については、事業会社における先端IT技術を有する「デジタル人材」の不足をビジネスチャンスととらえ、収益の拡大を目指していく方針だ。

売上高60億円（前期比15.9％増）
営業利益7億円（同28.2％増）
経常利益7億円（同27.9％増）
最終利益4億円（同17.3％増）