【ゲーム株概況(7/23)】上昇49銘柄、下落38銘柄と買い優勢 好業績のIGポート年初来高値 セガサミーとエイベックスも TOB価格引き上げのサン電子活況
7月23日の東京株式市場は5日続落。日経平均株価は、前日比4円61銭安の3万9594円39銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株高を受けて一時は4万円回復まで迫ったものの、次第に伸び悩み、後場に入るとマイナスに転じた。自律反発狙いの買いも入ったが、円高が重しとなったという。
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている91銘柄のうち、上昇は49銘柄、下落は38銘柄、変わらずは4銘柄で、上昇した銘柄のほうが多かった。
個別株を見ると、IGポート<3791>が大幅高となり年初来高値を更新した。2024年5月期の決算発表と中期計画のローリング修正を行った後、株価が急騰していたなか、昨日は調整していたももの、好業績期待を背景に断続的に押し目買いが入ったようだ。
サン電子<6736>が大幅高。トゥルーウインドキャピタルは22日、同社株に対する公開買い付け(TOB)について、買付価格を4400円から4750円に引き上げたことが材料視されている。買付期間を8月5日に延期した。ただ、株価は5000円で取引を終えていることから、再度の引き上げの思惑も出ているとのこと。
また、セガサミーホールディングス<6460>やエイベックス<7860>が年初来高値を更新したほか、GENDA<9166>やサイバーステップ<3810>、ブシロード<7803>、ケイブ<3760>などにも自律反発狙いの買いが入ったもよう。
他方、enish<3667>がさえない。ブロックチェーンゲーム『ディライズ ラストメモリーズ』の配信開始日の再々延期を受けて軟調な展開が続いている。また、ここ数日活況だったテンダ<4198>が利益確定の売りに押されたほか、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>やモイ<5031>、ユークス<4334>などもさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証
- 証券コード
- 3791
会社情報
- 会社名
- サン電子株式会社
- 設立
- 1971年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 内海 龍輔
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6736