Aiming、『リリステ』はアニメの盛り上がるタイミングで開始する予定 契約未締結もスキームはほぼ確定 『プロジェクトW』も「そう遠くない時期に」

 

Aiming<3911>の椎葉忠志社長(写真)は、この日(7月30日)に開催した第2四半期の決算説明会において、パイプラインについて説明を行い、9月3日に配信する『2.5次元の誘惑(リリサ)天使たちのステージ(リリステ)』について、7月から放送が始まった原作アニメの盛り上がるタイミングに合わせてサービスを開始するとコメントした。こちらは日本だけでなく、繁体字と英語を中心に77の国・地域でもサービスを開始する予定。

スライドでは製作委員会(連結子会社)予定と記載されているが、これは契約締結が完了してないため。枠組みについてはほぼ固まっているため、大きく変更されることはないという。

大丈夫かと心配されるかもしれないが、アニメ・映像業界ではよくある珍しい話ではない。放送直前まで契約が締結しない、放送中に締結するといったケースもあるという。記者もある映画で条件も決まっているのにずっと放置して上映終了後から半年後にようやく契約を結んだという話すら聞いたことがある(しかも決算を締めるため、管理部に早くしろと突かれたそうだ)。

 

新作アニメ系『プロジェクトW』は作品に関しては非公開。ゲームの製作委員会は、アニメ製作委員会の下に入っており、こちらも契約未締結とのこと。ただ第3四半期で売上、利益が計上されるため、配信は「そう遠い時期ではない」。こちらは非連結だが、マジョリティ出資ではないため。プロジェクトに関しては主導的に取り組める比率を出資するという。

『プロジェクトG』については、特別発表することはないとのこと。ただし開発は進めているという。

 

また、『銀河英雄伝説 Die Neue Saga』については、事前登録を開始した。開発規模はそこまで大規模ではないし、目標売上も莫大なものではないものの、戦略シミュレーションは長く遊んでもらえるジャンル。目標売上にあった開発・運営体制にして長く続くタイトルにしたいと考えているという。

 

昨今、アニメの新作は、即座に多言語化されて、世界各地の配信サービスで同時配信されて世界的にも人気が高まっている。版元と協力してアニメを盛り上げていくことは今後も継続して取り組んでいきたい、としている。さらにAimingと組むと成功すると思ってもらえれば、より大きなチャンスがもらえるかもしれないので、より大きな結果を出すために努力したい、と述べた。